2013年10月20日日曜
ついに、カウントダウンが始まりました。
泣いても笑っても、ワーホリ終了まであと9日です。
そんなわけで、グレートバリアリーフの次は雲海にダイブしてきました。
朝8時にツアーバスに乗車し、ケアンズから南へ1時間半揺られてイニスフェイル(Innisfail)という町にあるスカイダイビング場へ。
タンデムダイビングなので、親子ガメのようにインストラクターと2人一組で降下します。
簡単な説明を受けた後、順に名前を呼ばれて各自のインストラクターにご挨拶。私の担当はニュージーランド人のおっさんおにいさんでした。
ハーネスを装着し、6組ほどが小型飛行機に乗り込みます。この時点でのドキドキ度は、まだ40%くらいです。
高度14,000フィート(約4,260メートル)まで上昇する間に、雲を通り抜けました。そこからさらに上昇し上昇し、やがて運命の瞬間が。
ドキドキ充満中の機内。 インストラクターたちが交わす冗談も、 ちょっとブラックだったりします |
扉が開き、あれよあれよと言う間に、尾部の近くに座っていた人から順に問答無用で大空に吸い込まれていきました。ドキドキ度は一気に90%に。
事前に教わっていたキーワードは「Big Banana(ビッグバナナ)!」、両手を交差して肩に当て、顎を上げて仰け反る姿勢を取ります。扉のふちに腰掛けて富士山より高い空中に両足を投げ出した瞬間、眼下の雲海と同じくらい頭の中も真っ白でした。ドキドキ度はメーターぶっちぎり!
上空4,000m超からジャンプ! 雲の海に向かって急降下 |
急降下中の記憶はほとんどありません。
後で写真を見ると、どうやら一回転していたようです。
雲海を通過中は、かなり気温が下がりました。そして、体中の皮膚が上へ持っていかれる感覚があり、一度開いた口は閉じることができず。
落ちて落ちて落ちて落ちて、突然バッと視界が開けました。
そのすぐ後にパラシュートが開き、引っ張り上げられる衝撃があってから、ようやく空中散歩タイムに。
雲を突き抜けて、突然 眼下に広がる地上の風景 |
怖いと感じる以前に、何かに乗っているわけでもない宙ぶらりんの状態で、ガラス越しではなく景色をこの目で、生身の状態で俯瞰しているという感動で胸がいっぱいでした。
あの感動は、今思い出しても心拍数と口角が上がります。
わぁわぁ感動しているうちに、地上が近づいてきました。
緊張の一瞬も無事に越え、難なく地上に帰還。
無事に地上にお帰りなさい |
そして・・・
少しだけ迷って、「せっかくだから」とその場で追加ダイブを申し込み。インストラクターにも、「Crazy!」とお褒めの言葉をいただきました。
二度目も変わらずドキドキメーターはぶっちぎりでしたが、初回よりは周りを見渡す余裕もできました。上空からイニスフェイルの町を眺めながら、インストラクターの「あそこに見える川にはよくワニが出没しててね。あの川に着水してみる?」という軽口も冷やかに受け流すくらいの余裕っぷりでしたよ。
「あの川にワニが・・・」 |
いや~、えらい体験をさせてもらいました。
私にそそのかされて一緒に挑戦したルームメイトは、(パラシュートに振られたために)具合が悪くなり、地上帰還後はしばらく腰を抜かしていましたが、そんな彼女も「やって良かった」と言ってくれました。
写真などでは目の醒めるような青空でのスカイダイビングが定番ですが、私は雲があって良かったと思います。ジャンプした瞬間から地上が見えているのも良いでしょうが、逆に雲があったことで恐怖心にもワンクッション置くことができ、さらに真っ青、真っ白、地上という三段階の視覚的楽しさがありました。
どうぞ皆様、機会と気概があれば一生に一度はスカイダイビングに挑戦してみてください。
私はまた必ず、次は別の土地で挑戦したいと思います。
そんなこんなで、ケアンズでの日々はスカイダイビングでクライマックスを迎えました。
そして一年間に及ぶワーホリのクライマックスともなる最後の冒険は、実はもう始まっています。
これから数時間後に、遠路はるばる来てくれる両親とランデブー。ケアンズで二日ほどゆったり過ごした後は、念願叶ってウルル(エアーズ・ロック)へ、さらにウルルからレンタカーで北のダーウィンへ向けて爆走する計画です。
両親や、追って合流する親戚を引き連れての旅なので、私にしては珍しく宿や行程の計画をきっちりと立ててあります。が、行先は砂漠地帯、野生のキックボクサーや巨鳥が闊歩する未体験ゾーンです。
危ぶむなかれ、行けばわかるさ。
先人の励ましを都合良く受け止め、自分も、そして親愛なる
・・・その前に、荷物のパッキングを終えねば。
一年前にも同じことを言ってたな。
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