2012/11/24

Day 26: バイトのこと/Waiting tables

2012年11月24日土曜

前回、「シフト4連チャンが5連チャンになっただけのこと。無問題!」と書きましたが(Day 23)、フタを開けたらケタが増えて11連チャンになってました。そんなわけで、火曜から数えて今日で5連勤目、来週の金曜まで連勤は続きます。11日間の深夜2時シフトが明けて迎える31歳の誕生日。「無問題!」と笑ってられるかどうかは正直なところ微妙です。

でも、間違いなく、後々笑って話すネタにはなるでしょう。
私に「やってやろうじゃないの」と思わせるには、それだけで充分です。

それに、純粋に肉体労働なバイトではありますが、それなりに(ちっちゃな)楽しみもあるのです。
まず、夜遅くなって客足が引いてくると、シェフが「お腹空いた?」と訊いてくれて、チキンクリームうどんとかイカスミウナギチャーハンとか、一風変わった賄飯を出してくれます。オーダーミスで間違って作っちゃったコロッケや唐揚げやデザートなどにありつけることもありますし、デザートドリンクを作って飲んでみたり、店の日本酒を味見させてもらえることもあります。(それはそれで給仕に必要な知識なので、勉強の一環なのですが)

また、他のフロアスタッフとの連携がスムーズだと嬉しくなります。お客様にお店の雰囲気を褒められたり、思いのほかチップをはずんでくれたりすると、それも嬉しくなります。(そう、チップがあるんです、オーストラリア。本来はチップの習慣はないと聞いていたのですが、だからこそアメリカのように勘定に勝手に上乗せされることもなく、純粋にお客様の気持ちの表れになりえるのだと思います。)
しかし、チップなどなくても気持ちよく給仕できるお客様の多いこと。綺麗事ではなく心からそう思えるのは、オーストラリアの土地柄なのだと思います。こちらのミスにも「No worries!」と笑ってくれますし、料理を出すたびに「Thank you」とか「Wow」と言ってくれますし、見送り時の「Thank you」には「Thanks, see ya!」と返してくれます。これはヨーロッパ系、アジア系、インド系に関わらずなので、やはり“土地柄”なのだと思うのです。

中には、息子が注文した日本酒が1杯4ドルではなく40ドルとわかってレジでブチ切れた奥様がいらっしゃったり、こちらのミスで違うテーブルの勘定を渡してしまい、実際の飲食費よりずっと低い額を払ってちゃっかり領収書までもらって帰る一団がいたりもしましたが・・・

そんなこんなで、失敗は流して、笑顔と気配りの心を忘れず、お客様にも笑顔と元気をもらいながら、それなりに楽しんでいます。渡豪前に何度か通った新橋にある日本酒店のお姉さんを目標に、今夜も皆様の楽しいひと時をお手伝いしてきます。

出陣!!

ルームメイトがくれた、オーストラリア産の日本酒。
いつも深夜帰りで迷惑かけてるのに、いい人たちです。

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