2012年11月3日土曜
日本の約21倍はあるというオーストラリア。
一国内に熱帯、亜熱帯、温帯、冷温帯、砂漠といった異なる気候帯が存在するのも、その広大さを思えば納得。
そんなオーストラリアの中でも、南部、特にメルボルンには四季があると言われています。
実はこれには裏の意味があるのですが、この二日間でそれを体感しました。
昨日は冷たい雨が降っていて風も強く、コートにスカーフ、ブーツで厚着して折畳み傘やパラソルみたいな通常傘を持っている人(あくまで手に持っているだけ、差している人はほとんどいない)が溢れていたのに。
何ということでしょう、今日は打って変わって気持ちの良い快晴。
公園や街中では、Tシャツに短パンやサマードレスにサンダルが溢れているではありませんか。
同じ店に同じ店員の顔を見なければ、昨日と今日で別の都市に来たみたい。
上述した裏の意味とは、「メルボルンでは一日に四季がある」ということ。
昨日と今日のように一日で季節が逆転することなど珍しくはなく、朝昼晩で天候や気温が激しく変わることもざらなのだそう。実際、地元の人でもその日の天気を読むのは難しいそうです。
この変動の激しさの良いところは、これまた地元の人曰く、「外を見て天気が気に入らなけりゃ少し待ってればいいのさ」。
これぞオージー!ポジティブ万歳!!
そんな陽気のなか、宿のルームメイトと動物園へ。
このMelbourne Zooは、動物を檻に入れただけのそんじょそこらの動物園とは訳が違います。
設立は1857年、世界で3番目に古い動物園なのです。
古いからこそ稚拙な展示なのではないかと高を括っていたら、園内のあちこちで歓声を上げている自分がいましたよ。
より自然な状態で動物たちを飼育しているというのは知識として頭に入れてはいたものの、
実際にコアラが手の届きそうな距離でユーカリの葉っぱをワシワシ食べていたり、
尻尾で殴られそうな距離でカンガルーが『長椅子のマダム』感たっぷりに寝そべっていたり、
まつ毛が数えられそうな距離で小ゾウが中ゾウに絡んで大ゾウが割って入ってきたり、
口を半開きで時々ビクッとしながら仰向けで爆睡してるウォンバットがいたり、
「こんなことするのか!」という痴態を惜しげもなく見せてくれるわけです。
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キリンカメラ目線/Giraffes |
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やんちゃゾウ/Elephants |
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日光浴コアラ/Koala |
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このむっちり感がたまらない |
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顔を掻くのはやっぱり後ろ足 |
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隣の枝に飛び移る2秒前 |
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完全無防備のウォンバット、あっちは爆睡こっちは爆笑/Wombat |
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エミューも自由気まま/Emu |
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有閑マダム/Kangaroo |
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律儀なミーアキャット、どこよりも高いところで見張りに立とうと思ったらどうしたってこうなる/Meerkat |
正直言って、入園料AU$26.10は高いなと思いながら足を踏み入れました。
実際、日本の動物園ほど若いカップルや学生さんが多くなかったのは、やはり入園料が高いからではないかなと思います。(その代わり、就学年齢に満たないくらいの乳幼児を連れた家族がやたらと多かった。)
でも、天気にも恵まれたし、何よりコアラが可愛すぎて、とにかく行って良かったと思いました。
オススメです!!
それにしてもヒクイドリは本当にかっこいい。鳥類は恐竜の末裔であることを納得。
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