2013/01/08

Day 70: たまにはツアーへ/Going on a tour

2013年1月7日月曜

仕事も学校も始まった頃でしょうか。
こちらは新年2日目からバイトに精を出しておりますが、暑すぎて倒れそうです。
特に先週後半は予報が36℃、ということは常に2℃は上をいくので実際は38℃、加えてバイト先のエアコンが効かず、温度計ぶっちぎりの45℃の中で働いていました。

いやもう、本当に冗談じゃない暑さでした。それでも来てくれるお客様が恨めし有り難かったです。
風がある分、外のほうがまだ凌ぎやすかったはずです。
仕事中に中ボスとちょっと言い合いになってしまったのも、暑さが一役買ってくれていたはずです。
そして私が折れてまた接客に向かったとき、背後で中ボスが「Fxxk!」と言っていたのは空耳ではないはずです。

そんなこんなで、心も体も折れちゃう前に、気晴らしも兼ねてツアーに参加することにしました。
メルボルン近郊の絶対行きたい観光スポット、グレートオーシャンロード一日バスツアー!
日曜朝に思い立ってすぐに翌日のツアーをネットで予約し、バイトから帰ってきてから電話で集合場所等の確認をしました。
ちなみに、ツアーを探したのはココ。行先別に各社のツアーが日付と価格付きで表示されるので便利です。

日曜夜はバイト先のスタッフパーティが予定されていましたが、遅い時間の開始だったので、映画館で『Life of Pi』というアン・リー監督最新作を鑑賞。難破した船で生き残ったインド人の男の子が、同じく救命ボートに残ったトラや海の危険や絶望と闘いながら、不思議な体験をしつつ生き延びて・・・という話です。海洋系映画の御多分に洩れず、かなりの映像美でした。3Dで観たからというのもありますが、『アバター』に比較されるのも分かる気がします。観終わった後に特に何の感想も出てきませんでしたが、とにかく映像はきれいなので、映画館で観る価値はあったかなと。
しかし、3Dとは言え、21.50ドルもしたのにはビックリ。次回はレディースデーでも調べて行こうかな。

映画が終わって日付が変わる少し前にバイト先へ行き、そこから1時間くらいしてようやくパーティらしきものが始まりました。そのうち、香港人スタッフからサイコロを使った"大話"という嘘つきゲームを教えてもらい、こちらは"牛タン"ゲームを教えて、当然のように敗者は日本酒やビールを飲み干し・・・
途中退席して帰宅したのが4時、一時間でも寝ておこうとベッドに潜り込み、着信音で目を覚ましたら8時でした。

「もしもし、ツアーバスの者ですが。今、どちらですか?」

まだ布団の中です。

ツアーバスの出発時間に目が覚めました。不覚過ぎて笑えました。

心も体も折れちゃう前にリフレッシュするはずが、自分で自分の傷口にさらに塩を擦りこんでちゃ世話はないですわ。
ここは一旦、思考も体も活動停止してリセットしなくては。
というわけで、130ドルのツアー代金をドブに捨てた悲しさは、「私がいない分、見知らぬ誰かがゆったりツアーをエンジョイできただろう」という無理ポジ思考に切り替えて、とりあえずフテ寝二度寝。

昼前に起床し、いずれ行こうと考えていたメルボルン博物館へ。閉館までの2時間で半分しか見終わりませんでしたが、モダンな外観できれいな博物館でした。また、家族連れが多いものの、子供向けではないきちんとした知識の提供が飽きさせない配置でなされていて、感心しました。もうちょっとオーストラリアやメルボルンに特化した歴史や博物展示を期待していたので、そこは残念でしたが・・・見逃したもう半分にはアボリジナル文化の展示もあったので、次回に期待します。


オーストラリアを含め、世界中の数多くの動物標本も展示。
タッチスクリーンで名前や生息地を確認できるのがステキ。



いつか動いている実物を見てみたい、
飛べない鳥キーウィ

いつか動いている実物を(以下略)、リアル合体生物カモノハシ。
ネーミングからも学者の困惑ぶりが見て取れます。あ、最終的にそこに着目したのね、という感じ。
闘争心がまるでなさそうな顔がいい。

その後は、アートな街・フィッツロイ、そして"リトル・イタリア"と呼ばれるライゴン通りへ。

アートなBrunswick通り、フィッツロイ

アートセンサーの低感度に定評のある私は、フィッツロイではあまり心ときめくショップは見つけられませんでしたが、カフェでまったり人間観察してみたい通りだなとは思います。それよりもその近辺の家々のほうに目を奪われました。中はどうなっているんだろう、お邪魔してみたいな・・・なんて。

Brunswick通りを少し中に入ったところにある
こじゃれたマンション

ライゴン通りは、オーストラリアで一等美味いイタリアンを食べるならここ、と言われるとか言われないとか。歩道いっぱいにテーブルが並び、ライゴン通りに近づいただけでイタリアンの良い香りが漂ってきます。La Spaghetteriaという直球なネーミングのレストランに入り、ピザを注文。生地は塩気が強めで、特に「美味い!♥」というほどのものでもありませんでしたが、イタリア訛りのウェイトレスさんに給仕される度に「beautiful」なんて呼ばれつつ、賑やかな通りを眺めながら食べるのは気持ちが良かったです。
Pizza with Lots $13.70
@ La Spaghetteria

帰りがけに、バイト先の近くにあるDessert Storyという香港式甘味処でマンゴー入り甘豆腐を買って、部屋でお笑いを見ながら食べました。

旅先ではよく歩き回るほうだと思いますが、久々にマイペースお一人様ツアーをやって、知らない土地を歩くのはやっぱり楽しいと再認識しました。前回の旅で行ったインドと違って、美味しそうな店を見つけてふらりと入ることができるのも嬉しいところです。

「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」という信条のひとつもまた、再認識しました。このオフは、その信条に従って失敗をやり過ごし、気持ちも予定も切り替えて、それはそれで良い休日を過ごせました。この流れで、中ボスとも波風立てずにやっていきたいと・・・思いはします。

気温は33℃、洗濯完了、また今週もきばっていきます!


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