Life is a Journey

Life is a Journey. Wouldn't you agree?

森羅万象是我師也

生きている、生かされている。Nothing should be taken for granted.

What did Mark Twain say?

“Twenty years from now you will be more disappointed by the things that you didn't do than by the ones you did do. So throw off the bowlines. Sail away from the safe harbor. Catch the trade winds in your sails. Explore. Dream. Discover.”

Fortes Fortuna Adiuvat

Brave is in you.

Journey Never Ends.

いつだってここがスタートライン、今がベストタイミング。だから合言葉は、CARPE DIEM!!

2012/11/29

Day 31: いきなり酷暑日/In the scorching heat

2012年11月29日木曜

暑いです。
熱気と熱風で草木が自然発火しそうな暑さです。

一昨日までは夜になると長袖でも寒いくらいだったのに、昨日から日中の気温が上がり始め、今日はついに外の壁にかけてある温度計が36度を指しました。

そんな暑さの中、早速洗濯をしてみました。
考えてみたら、一軒家に住むのは生まれて初めてです。当然、庭に洗濯物を干すのも初めてです。オージーの家には物干し竿はなく、大きなパラソルの骨組みのような物体に洗濯物を干します。したがって洗剤のCMのように白いシーツを大きく広げて・・・というわけにはいきませんが、それでも新しい「初めて」にドキドキしてしまいました。何歳になっても「初めて」は尽きません。

そしてそんな暑さの中、日用品の買い出しへ出かけました。
キッチンタオルやタコ足コンセントやティッシュなどの日用雑貨を買って、ケータイとポケットWi-Fiの支払いをして、Colesで果物やパンを買って帰宅。

洗濯物を取り込んで、今日もバイトへ行ってきます。
昨日壊れかけてた日本酒保管庫が直っていることを祈りつつ、また酷暑の中を歩いてきます。



庭にあるパラソルの骨組状の洗濯物干し。
取り込むときには乾きすぎてカピカピに・・・



2012/11/28

Day 30: ハウスシェア開始/Moving in!

2012年11月28日水曜

メルボルンに来て、3回目の移動です。
渡豪後2日で市内のYHAから少し離れた安宿バックパッカーズへ。
2週間弱でバイト先により近い学生寮(一部公共ドミトリー)へ。
そしてきっかり2週間後に、これからしばらく腰を落ち着ける「我が家」へ。

Gumtreeなどのオンライン掲示板でシェアハウスを探すこと数日、その間にコンタクトを取ったのは6件、返事が来たのは2件、その両方に内見しに行き、マシだと思った片方に決めました。
シティまで電車で40分かかりますが、バイト先までは徒歩10分ちょっと。駅前にはかなり大きなショッピングモールがあり、周辺には中華系を含むたくさんの飲食店があるので、生活には全く困りません。重すぎるスーツケースとバックパックを2日に分けて運び、総額5ドルの交通費のみで引っ越し完了。

今回決めたシェアハウスは、私のほか2名がシェアメイト第一世代。直前まで大家さん一家が住んでいたので、生活に最低限必要なものは用意されていますが、たとえばキッチン用品などは自分で持ち込まなくてはなりません。私にはベッドとデスクを用意してくれましたが、シーツや枕、ハンガーなどは昨日買いに走りました。これから少しずつ、バイト前の時間を使ってゴミ箱や食器などを買い揃えていきます。

ちょうど一ヵ月前に大処分した品々をまたここメルボルンで調達することを思うと、少々アンチエコな気もしますが、最低限必要なものを最低数だけ用意することとし、まずは「我が家」を楽しんでいこうと思います。

日本からタコアシを持参していれば、プラグ変換器ひとつでPCもiPhoneもカメラのバッテリーも同時に充電できたなぁ、と少し後悔しましたが、差しっぱなしにして電力を浪費することもないので、これはこれでなくていいかと思い直し。後悔も3秒ともちません。ビバ楽観脳!
(とは言え、オーストラリアは壁のコンセント一つ一つにスイッチが付いているので、コードを差しっぱなしにしていても待機電力の浪費は防止できます。日本のタコアシも最近は差込口ごとにオンオフ切り替えスイッチが付いていますが、部分的な切り替えができる分、あれはあれで便利ですね)

完全な赤の他人と固定した共同生活を営むのは生まれて初めてです。(このシェアハウスは、最低3ヵ月契約)
バックパッカーズでも学生寮でもルームメイトに恵まれましたが、さて、ここではどうなるか。ワクワクドキドキのシェア生活開始です。

4畳半+ワードローブ、古いけどでっかい机が嬉しい。
そしてベッドはセミダブル!
(でもマットレスがシングルなので木枠が余る・・・)


2012.11.28 Wed.

So this is it. My "home away from home" in Melbourne.
I will stay here in this new share house for another three months, working hard and (hopefully) having a good time.

Exactly a month ago, I was disposing of all of my belongings except for those I can carry myself. Now I found out that: 1) I actually kept more than I could carry (I had to carry my suitcase the day before I moved in, because there's no way I could carry both suitcase and huge backpack and my normal backpack all at once!); and 2) I'm having to buy things I threw away a month ago, like bed linens, pots and pans, hangers, etc.
Oh well, I like making my own room in a new environment anyways, and I only hope that I get along with my new share mates and have a splendid time with them.

(Yet another) New beginning!


2012/11/24

Day 26: バイトのこと/Waiting tables

2012年11月24日土曜

前回、「シフト4連チャンが5連チャンになっただけのこと。無問題!」と書きましたが(Day 23)、フタを開けたらケタが増えて11連チャンになってました。そんなわけで、火曜から数えて今日で5連勤目、来週の金曜まで連勤は続きます。11日間の深夜2時シフトが明けて迎える31歳の誕生日。「無問題!」と笑ってられるかどうかは正直なところ微妙です。

でも、間違いなく、後々笑って話すネタにはなるでしょう。
私に「やってやろうじゃないの」と思わせるには、それだけで充分です。

それに、純粋に肉体労働なバイトではありますが、それなりに(ちっちゃな)楽しみもあるのです。
まず、夜遅くなって客足が引いてくると、シェフが「お腹空いた?」と訊いてくれて、チキンクリームうどんとかイカスミウナギチャーハンとか、一風変わった賄飯を出してくれます。オーダーミスで間違って作っちゃったコロッケや唐揚げやデザートなどにありつけることもありますし、デザートドリンクを作って飲んでみたり、店の日本酒を味見させてもらえることもあります。(それはそれで給仕に必要な知識なので、勉強の一環なのですが)

また、他のフロアスタッフとの連携がスムーズだと嬉しくなります。お客様にお店の雰囲気を褒められたり、思いのほかチップをはずんでくれたりすると、それも嬉しくなります。(そう、チップがあるんです、オーストラリア。本来はチップの習慣はないと聞いていたのですが、だからこそアメリカのように勘定に勝手に上乗せされることもなく、純粋にお客様の気持ちの表れになりえるのだと思います。)
しかし、チップなどなくても気持ちよく給仕できるお客様の多いこと。綺麗事ではなく心からそう思えるのは、オーストラリアの土地柄なのだと思います。こちらのミスにも「No worries!」と笑ってくれますし、料理を出すたびに「Thank you」とか「Wow」と言ってくれますし、見送り時の「Thank you」には「Thanks, see ya!」と返してくれます。これはヨーロッパ系、アジア系、インド系に関わらずなので、やはり“土地柄”なのだと思うのです。

中には、息子が注文した日本酒が1杯4ドルではなく40ドルとわかってレジでブチ切れた奥様がいらっしゃったり、こちらのミスで違うテーブルの勘定を渡してしまい、実際の飲食費よりずっと低い額を払ってちゃっかり領収書までもらって帰る一団がいたりもしましたが・・・

そんなこんなで、失敗は流して、笑顔と気配りの心を忘れず、お客様にも笑顔と元気をもらいながら、それなりに楽しんでいます。渡豪前に何度か通った新橋にある日本酒店のお姉さんを目標に、今夜も皆様の楽しいひと時をお手伝いしてきます。

出陣!!

ルームメイトがくれた、オーストラリア産の日本酒。
いつも深夜帰りで迷惑かけてるのに、いい人たちです。

2012/11/21

Day 23: 氷菓礼讃/Weis' my vice

2012年11月21日水曜

深夜2時過ぎに帰宅しました。
夜遊びじゃありません、仕事です。昨日は結局、体調が悪すぎて食料品の買い出しすら諦めていたところへ、バイト先の大ボスから電話が。「マネージャーが体調不良で来れないらしいんだけど、出てこれる?」とのこと。
「いや、私もちょっと生理痛が・・・」「18時を過ぎてもいいよ。2時までのシフトでいける?」「いや、あの、はい、じゃあ行きます・・・」「助かるよ、ありがとう!僕も後で行くから」

出ました、NOと言えない日本人。

出勤してみたら、フロアスタッフも体調不良で欠勤していて、その日たまたま4人もいたキッチンの一人が給仕をしてくれていました。食洗機やコーヒーメーカーの電源も入ってないし、テーブルのセッティングもきちんとできていないし、客の少ない火曜で何よりといった有様でした。そして店が混んでいないことが伝わっているのか、大ボスも結局来ませんでした。

でもまぁ、うんうんうなってベッドにいるよりは動いていたほうが気も紛れて良かったのかもしれないし、元々外出するつもりで準備もしていたから急な召集に慌てることもなかったし、暇していても時給は当然もらうし、結果オーライかなと。18~2時シフト4連チャンが5連チャンになっただけのこと。無問題!

そんな強気な自分に、更に気分を盛り上げる援護射撃。ホステルの受付で冷凍庫の利用について確認したので、ついにゲットだぜ、Weis'(ワイス)アイス!らっしゃい!!
日本にいるときから、K●LDIなどのインポート食品店でごくごくたま~に購入していたちょっと高めのオーストラリア産アイスクリーム、Weis'。大型チェーンスーパーのColesへ行って、他ブランドのマンゴーアイスに目移りしつつも、まずは渡豪前から楽しみにしていた大本命を購入。早速、1/4リットル分の幸せを堪能しました。あと3回分の幸せが冷凍庫に眠っていることを考えるだけで、頬がゆるみます(ついでに奥歯が疼くような気もしますが、そこは敢えてスルーします)。

アイス万歳!ワイス最高!わっしょい!!

$8.48 at Coles.
It's still rather pricey in its country of origin.



2012.11.21 Wed.

I should have asked them sooner so I could have had it sooner. But then again, it's probably meant to be, I probably had to wait until I can give myself a go without hesitation.

I had cramps yesterday and was feeling awful in bed. I decided not to go grocery shopping and to stay home and quiet. That's when I received a call from my big boss asking me to come in to cover for someone who took a sick day off. Representing the typical Japanese who can't say no, I took a train and bus to get to work. It turned out a rather quiet night and wasn't at all busy, so I used nothing more than my time, some labor, and 4 pills of painkiller.

And this morning, I accidentally found out that there's a free freezer I could use. I had seen the big freezers lining up in the washing room, but it said to ask the reception so I thought they'd charge us for the use. Once I found out it was free of charge, I was ready to dash out to Coles and grab Weis' mango ice cream I had always had my eyes on. I knew it was delish because I enjoyed it back in Tokyo, and I had even fantasized about indulging myself with it to my heart's content once I get to Australia. I should have asked them about the freezer sooner, but then again, if it weren't for the cramps and my little sacrifice to cover for my coworkers despite the pains, I don't think I was ready to give myself a go for this sheer self-indulgence.

And such a bliss it was!
This is officially one of my new vices after egg tart.

I still have 3/4 of bliss kept in the freezer, and this should keep me going through the coming 4 straight days of until-2-AM shift.



2012/11/20

Day 22: 痛み三重奏/Threefold pain

2012年11月20日火曜

「始業時間とはデスクについて仕事を始める時刻のこと」、と教わっていた私。
そんな日本でのオフィスワーカーとしての習慣から、いつもシフト開始の10分前に店に入って、毎回「早いね」と言われていた私。
そして日曜日。初めての開店シフトだったので、念を入れてシフト開始の15分前に店に着いた私。

ん・・・?まだ閉まってる。
キッチンの人は仕込でも始めてるだろうと思っていたのに、当てが外れました。

仕方がないので、店の外でしばし待ちます。
日曜昼前から大繁盛しているカフェを横目に、曇天の寒さに震えつつ15分待ちました。
痺れを切らしてマネージャーに電話しましたが出ません。
歩いてくるフロア仲間の姿が見えた時にはホッとしましたが、彼も鍵を持っていないので中に入れず。鍵を持っているキッチンの人が来て入店できた頃には、シフト開始時間どころか開店時間も過ぎていました。

床掃除、テーブルのセッティング、掘りごたつ席の雑巾がけ、トイレ掃除、階段掃除などを終えてようやく開店できた時には正午を回っていました。
日曜なので目の回るような忙しさはありませんでしたが、それでも11時間も立ちっぱなしだと疲れます。

そんなこんなで、オフの昨日は洗濯と映画鑑賞、新しく入ってきたルームメイト二人と雑談して過ごしました。今日もオフなので、外出する用事は今日まとめてやってしまおうと思っていたのですが、朝から三十の、もとい三重の痛みに襲われております。

痛み1: 腰痛 ・・・ 昨日、長時間うつ伏せで映画を見ていたためかと思われます。ストレッチで軽減。
痛み2: 歯痛 ・・・ 少し前から、親知らずを抜いたところに物が挟まりやすくなり、挟まったが最後、歯茎を圧迫して痛むのです。さらに、何だか違う種類の痛みも加わってきている気がする・・・おそろし過ぎて考えないようにしていますが。
痛み3: 生理痛 ・・・ 男性の皆さん、すみません。でも、目下これが一番ひどいんです・・・歩くのも嫌になる痛みなので、布団をかぶってベッドに座って書いています。

痛み止めには頼りたくないのですが、明日からまた夕方~深夜2時のシフトが続くので、背に腹は代えられず。日本から持参した痛み止めを飲んで、霧ヶ峰の旅館でくすねてきた梅こぶ茶を飲んで、少し様子を見ています。痛みが和らいだら、頑張って食料品の買い出しだけでもしてこようと思います。

そして気が付けば、齢三十もあと10日!



2012/11/17

Day 19: 親の顔が見たい/Meet the parents

2012年11月17日土曜

水曜から本格的にバイトを開始しました。
そしていきなりの19時~深夜2時シフト3連勤。多分、これがデフォルトになるのでしょう。
今のホステルはあまり人がいない上に自室の隣にバスルームがあるので、そろーっと歯磨き・洗顔をして就寝。

初めての金曜を迎えた昨日は、スタッフが一人病欠だった上に大人数のお客さんが多く、そこに私のオーダー入力ミスが輪をかけ、気持ち的にも表情的にもあっぷあっぷしてました。「No worries!」と言ってくれるマスターシェフや、「口頭だけで伝えた自分も悪かった」と言ってくれるスタッフ仲間に、申し訳なくも感謝感激雨あられ。精進します。

そんなこんなでバイトの合間にシェアハウスの内見に行ったりもして、取りあえずは土地勘を得たり生活のイメージを膨らませています。どのシェアハウスにしようか・・・というほどオプションはないのですが、金額や条件を鑑みて、数日中には決められるといいなと思います。

そして今日はCBD(メルボルン中心部)へ。
前のホステルの元ルームメイトとほぼ1週間ぶりに会いました。相手の体調不良で早々に解散しましたが、なんだか久しぶりに街に出た気がしました。今はMelbourne Music Weekだとかで、普段以上に路上パフォーマーが多かったようです。

街中を歩いていると激かわラブリーベイビーがいるわいるわ、そんなベイビーたちを見て微笑んでいる老若男女がいるわいるわで、休日午後のCBDは全体的にファミリームードが漂っています。赤子がかわいいのは進化の過程で身に付けた自己防衛手段であるとか、そんなかわいさにズキュンときてしまうのは赤子軍団の罠に陥っているだけだとか、そんなこたどうでもいいくらいに目移りが止まりません。そして、赤子の顔を見たら、次に無意識に見てしまうのが親の顔。
「なるほど、これとこれをかけたらこうなるのか」という下世話な納得をしてしまうのです。

さすが多文化国家なだけあって、組み合わせは多種多様です。もはやいちいち驚くことはありませんが、それでも中華系の顔をしたおばあちゃんが金髪の孫の手を引いているのを見ると、たっぷり2秒はじっと見てしまいます。東アジア系の赤ちゃんもキュートですし(時々ものすごく毛がフッサフサの子がいたりする。そして風もないのに斜め上になびいている。生まれ持ったコシなんでしょうな)、インド系やヨーロッパ系やアフリカ系も天使のようです。そういえば、アボリジナルな子はまだ見かけていません。そもそも大人もあまり見かけない気がします。

通りにたくさんあるベンチの一つに腰を下ろして、ひと時の人間観察を楽しみました。
あれだけの人と交通があってなお、路上でゆったりできる街です、メルボルン。



2012. 11.17 Sat.

For the past three days, I had a night shift from 7 PM to 2AM everyday. Hectic, to say the least, and I'm still trying to adjust my body to this daily rhythm and the work itself. Once again I'm reminded of "No work, no stress"; but then again, I wouldn't have the pleasure of being among the happy people if I spent the days wandering on my own. No pains, no gains.

Today I had a day off and caught up with a friend I made from previous hostel. It was nice to have someone to talk about how things are going for me so far, my concerns, and my (half-)decisions about the sharehouse and job.

Walking in the CBD among families, friends, couples, etc., I couldn't help but stare at those adorable babies in strollers or in their parents' arms/hands. Babies and infants are supposed to look cute in our eyes, the caretakers, to obtain the best and most support possible for their own survival. It's simply evolutional, no doubt, and yes, our brains are wired to go "Aww" when we see them. Whatever the trick is, my eyes will instantly spot those angels almost unconsciously and, quite naturally, I look up to see their parents.

Australia being a young nation with a multitude of ethnicities, perhaps there is no surprise about people from different ethnic backgrounds mingling with one another as if it is the most natural thing to do. From what I have experienced, be it Japan or some places in the US I'd lived, people who actively mingled with those from different cultures were either interested in that particular culture or was an "international-minded," or so it seemed. Here in Melbourne, people still form a circle consisting of their own people, but on the individual level, I see more mingling and borderlessness among peoples.

So, I shouldn't be surprised to see a blond-haired baby in the arms of an elderly Chinese lady wearing traditional Mao jacket. It's just as natural as me speaking Khoisan. I mean, why not? :)

The bottom line is, babies are the gorgeous fruit of love between two unique and loving individuals.


2012/11/14

Day 16: 日食観測!/Solar Eclipse!

2012年11月14日水曜

今朝7時半頃、ケアンズでは皆既日食が、オーストラリア東海岸の他都市では部分日食が観測されました。私は残念ながらケアンズまで見物に行くことはできませんでしたが、少し早起きして宿の外で部分日食を観測しました。

今年は東京でも5月21日の金環日食を観測することができたし、年に二度も日食を見られたのは後にも先にも今年だけではないかなと思います。

偶然の僥倖を今日もいただきました。
感謝、感謝。

さて、バイトに行ってきます。初日から2日空いているので、また緊張しながら・・・

このノートに開いた穴を使って観測

右側2つの穴に注目!

ケアンズでの皆既日食を伝えるニュース

そういえば、昨日、また宿を移りました。
今度はバイト先に近い(と言ってもバス+電車で1時間近くの)エリアへ。
Box Hillという駅の付近なのですが、中国系がかなり多いようです。
新しい宿はルームメイトなし、シングルベッドに机とTVもついていて、なかなか快適です。
メルボルンで3軒目の宿


2012/11/11

Day 12: バックパッカーズ(宿)/The backpackers hostel

2012年11月10日土曜

現在投宿中のVictoria Hotel Backpackersは、その名が示す通り(若干混乱しがちなネーミングではありますが)、バックパッカーズというドミトリータイプの宿です。Day 6で載せた写真の通り、二段ベッドと各自のロッカー、持ち物棚、ベッド下にプラスチックケースが備え付けられています。部屋によって仕様が多少異なるようですが、私の部屋には洗面台もついています。

長期滞在者が多いためか、ほとんどの人が一日に一回はキッチンに立っている印象があります。そこで色々と話を聞いた人たちは、イタリア、アイルランド、フィンランド、エストニア、台湾、香港からのワーホリメーカーでした。既に旅立ってしまったアメリカ人のルームメイトのように、メルボルンに旅行で訪れている宿泊客のほうが少数派なようです。アメリカ人と入れ違いで入ってきた新しいルームメイトは、イタリアからのワーホリメーカーでした。メルボルン内の別のホステルから移ってきたそうで、イタリアでの経験を活かして市内でバリスタの仕事を探しているそうです。

イタリア人とアジア人率が高いため、夕方頃にキッチンに行くとイタリアンと中華の良い匂いが充満しています。私はそれをサカナに洋梨を・・・ということはありません。3個で5ドルのマンゴーを剥いてルームメイトとシェアしたら、パスタをごちそうしてもらいました。バジルとベーコンが入っただけのシンプルなパスタでしたが、美味しかったです。

今日は、もう一人のルームメイトで香港からのワーホリメーカーの女の子とピクニックしてきました。宿の近くにたくさんあるカフェの一つで朝ご飯を食べて、Kマートに連れて行ってもらって、電車に乗ってHurstbridgeという駅まで。支線の終点だというだけで目的地に決めたのですが、取り立てて見るところもなく、降りた電車から40分後に発車する次の電車に乗ってさよならしました。

車窓から。電車もトラムも、座席はこんな感じ。
市の中心部を離れるとオーストラリアのこの地域らしい風景を車窓から見ることができます。だだっ広くて、まばらに高い木が伸びているほかは灌木や茂みが低い丘を覆い、時々小川が見られるような地形です。これがブッシュランドというやつかな、と考えながら思い出したのは有名なネッド・ケリーのこと。オーストラリアのロビン・フッドとも呼ばれる彼はこんな地形の中を馬で疾走したのだろうかと想像しながら、そういえば知床五湖でも同じような発想をしたなと思い出しました(Project 29:知床五湖編参照)。


Victoria Park駅で途中下車。
駅前の陸上競技場で一休み。
それにしても今日はピクニックにうってつけの良い天気でした。
しかし昨日は一日中、狐の集団輿入れでもあったのかと思うほどの激しい天気雨でした。二重の虹があちこちで目撃されたようです。
明日もどうか良い天気でありますように。気持ちの良い風が吹きますように。

2012/11/09

Day 11: バイトゲット!/Got a job!

2012年11月9日金曜

金曜夜、宿の下のバーはライブハウスと化します。そして宿の他の部屋からはトランスだとかヒップホップだとか、とにかく何かが大音量で流れてきます。「イェイ!Free music!」と喜べる程度には私もまだまだ能天気です。

そんなこんなで、バイトを見つけました。
日本居酒屋の給仕です。
正直、一番候補外だった職種ですが、「日本酒が豊富」というキャッチコピーに魅かれて応募。すぐにマネージャーからメールが来て、今日の夕方には面接、その場で採用決定となりました。

昨日は、銀行カードを受け取りに行ったついでにSouth Yarraというブティック街にも足を伸ばして“Staff Wanted”の貼り紙がないか見て回ったりしていましたが、ネットで探すのもそれなりに効果ありのようです。

利き酒師の資格でも持ってればなお良かったなぁ。
せめて日本でもっとまじめに日本酒を呑んでれば良かったなぁ。
そしていずれ、私が勧めた日本酒を飲んで「美味い」と言ってくれるお客さんが出てきたら嬉しいな。

思考が早速獲らぬ狸の皮算用なのはいつもの癖です。

明日は宿のルームメイトとお出かけする予定なので、仕事用の黒いパンツもついでに調達してきたいと思います。狙いは格安店KマートまたはTarget。

明後日は初出勤です。



2012.11.9 Fri.

This backpackers hostel has a bar downstairs, and there's a live show held every Friday. Last week it was a country/Irish kind of music, but tonight my TGIF is going hard rock and gothic rock, along with techno and hip-hop mixed up all together on this hostel floor. Free music indeed, and I'm down with it.

So, I got a job.

I'll be waiting tables at a Japanese restaurant, serving nihonshu (Japanese sake) and nibblies. I was starting to think about going away from Melbourne to do some picking, but this ad I saw online caught my attention as they had a photo of nihonshu bottles. I just had to go ahead and inquire about their nihonshu storage and I got an interview, and eventually a job.

I'm not ready to regard myself fortunate just yet, as things seem to be working too well for me, for now. I will see how things will turn out.
Fingers crossed!

2012/11/07

Day 8: 第152回メルボルンカップ/The 152nd Melbourne Cup

2012年11月6日火曜

毎年11月第一火曜の午後、4分間だけオーストラリア全土が活動を停止する―――。

その空白を引き起こすのは、馬。
知る人ぞ知る世界規模のG1レースが、今日、メルボルンのフレミントン競馬場で開催されました。
イギリスのダービーや米国のケンタッキーダービーと並んで三大ダービーの一つに数えられているそうですが、国を挙げての熱狂ぶりは、他の二レースを凌ぎます。何と言っても、レース開催日を祝日にしちゃってるんですから。
こんな国は世界中ほかにありません。

さてレースの前日、CBD(メルボルン中心部)の目抜き通りを舞台にパレードが行われました。
出走する馬はパレードなど出てられませんが、ジョッキーや馬主がオープンカーからにこやかに手を振ります。映画『マイフェアレディ』の競馬シーンを思い起こしました。

明らかに『マイフェアレディ』

騎乗隊からパレード開始。「もう行っていいの・・・?」

過去の優勝馬もパレード

トレーナーとジョッキー車(本人以外が乗ってることも)
真中は、スポンサーであるエミレーツ航空の添乗員(コス)

そして今日、レース当日。
午後3時の出走をCBDのバーで観ようと、今日でメルボルンを後にするルームメイトと電車で市内に向かいました。サザンクロス駅で、フレミントン競馬場に向かう人たちが列をなして電車に乗り込むのを見ましたが、皆さんしっかり着飾っていました。



結婚式の参列者のように着飾った人たち。
中央より左にキルトを履いた男性の姿も。

今年はチャールズ皇太子夫妻も臨席



よーいドン!!

毎年のことだからか、ドレスはそれほど豪奢な印象を受けませんでしたが(むしろ、大人版のプロムといった感じ。とにかく派手な色が多く、老若問わず膝上丈にハイヒールスタイルが多かった)、目を奪われたのはその頭に乗っているエレガントな帽子たち。それこそ『マイフェアレディ』ほどの飛び抜けた豪華さはないものの、実用性を度外視した英国王室ばりの帽子がそちらこちらで競い合っているのです。街中だけでもこんな状態なのですから、彼らが集結する競馬場内はさぞかし異空間であったことでしょう。

老いも若きも男も女も目いっぱい着飾って出かけ、着飾ってない人たちもバーやテレビや屋外スクリーンでレースを注視します。そして全国民が固唾をのんで見守る中で、4分弱の真剣勝負が始まりました。

オッズは分かりませんが、今年の優勝馬はGreen Moonでした。
そして優勝馬の馬主には、来賓のカーミラ夫人から優勝カップが手渡されました。

レースとファッションの一大イベントであるメルボルンカップを現地で体感できたのは、思ってもみない僥倖でした。
ラッキーラッキー♪


Day 7: メルボルンの印象/Melbourne so far

2012年11月5日月曜

渡豪からちょうど一週間が経ちました。
見たこと、聞いたこと、雑多な感想などを思いつくままにメモしておきます。

★メルボルンという街★
1835年に入植開始、1847年にヴィクトリア英女王により市に認定、1851年にはヴィクトリア州の州都に指定され、その後に興ったゴールドラッシュの中心地として栄えてきた。現在は「ガーデン・シティ」の別称と「世界でもっとも住みやすい街」の栄誉を誇る、オーストラリアの様々な文化の発信地・・・というのが、オーストラリア大陸ほぼ最南端の都市、メルボルンの大枠です。


黄色の古めかしいFlinders St. 駅と、
背後にそびえる高層マンション、Eureka Tower。
青空を切り取っているのはトラムの電線。
 
毎日のように徒歩や電車やトラム(路面電車)で宿からCBD(Central Business District、メルボルン市中心部)まで行き、教会や旧監獄などの古く厳めしい建築物と、多数のオフィスビルやホテル、大学などのモダンでガラス張りの建物とが見事に融和しているのに、何度となく溜息をつきました。CBD周辺の家々も、ヴィクトリアンであったり、時にゴシックであったり、戸建てやタウンハウスだったり高層マンションだったりと、見ていて飽きません。(あまり見てると怪しまれますが)

市内の一角にあるRMIT (Royal
Melbourne Institute of Technology)




車道も歩道も広く、歩道にはよくベンチが設置してあったりカフェのテーブルが出ていたりします。ベンチがあちこちにあるのは、自分の足で動きたいタイプにとっては非常に有り難いです。

メルボルン市内および周辺エリアには電車、バス、トラムが縦横無尽に走っているので、東京都心のようにひとつの交通手段に利用者が集中して大混雑するようなことはなさそうです。車ももちろん重要な交通手段です。

交通手段と言えば、よく見かけるのがバイク。日本のようにスクーターやビッグスクーターもありますが、それよりもネイキッドやアメリカンタイプが非常に多いです。鉄馬ハーレー・ダビッドソンはもちろん、ホンダやヤマハ、カワサキやスズキなどといった日本のメーカーや、DucatiやAprillaといったイタリアメーカーまで勢ぞろいです。BMWやVictoriaといったドイツ勢も目にします。(先日、ガラクタ売りの店先でRoyal Enfieldの燃料タンクが陳列されているのを見かけ、思わず志村けんばりに二度見してしまいました。青みがかった綺麗な色でした。)

オーストラリアのアウトバックを走り抜けるなら、やはりハーレーのようなアメリカンがしっくりきます。市内ではどちらかと言うとネイキッドタイプ(CBR、隼、ニンジャ、Ducatiをよく見ます)が優勢かな。でも、鉄馬をうならせて大勢でいきがってメインストリートを駆け抜けるおっちゃん群も微笑ましく思ってしまうのです。

★メルボルンの食★
カフェの多さは特筆すべきで、あのスターバックスの影がかすむほどにローカルなカフェが幅をきかせています。Gloria Jean'sというローカルチェーンの店舗はそこそこ見かけますが、それよりも自分のお気に入りの一軒を見つけるのも一興かと。
Pie Faceというおかずパイ&スイーツパイ専門のファーストフードチェーンはCBDの至る所でくどいくらいに目につくのですが、逆にマックはあまり見ない気が。バーガーキングによく似たHungry Jacksというバーガーチェーンもよく見ます。メルボルンで最初に摂ったちゃんとした食事がNando'sという手作りバーガー屋だったのですが、実はこれもあちこちで見かける大手のチェーン店でした。なんだかガッカリ。
ステーキサンドイッチ w/Lots
$11
Malaysian Pork Noodle
$7.90
メルボルンには大きなチャイナタウンと、ギリシャレストランエリア、イタリアンエリアがあります。加えて、韓国料理屋もタイもベトナムもインドネシアもマレーシアも巻き寿司もポピュラーなのに。食に関しては目移りし過ぎて困るくらいなのに。
しかし、前にも書きましたがどこも高いんですな、これが。メルボルンの唯一の残念ポイントが、外食が高くつくこと。都市のレベルを考えたら平均価格は大して高くはないのかもしれないけど、東京みたいにピンキリのキリが290円から始まるわけじゃない。一食8ドル以下で済んだらお手頃です。

そんなわけで今のところ、ちゃんとした食事は一日一度、他はスーパーで買った果物やパンで済ませています。外で食べると高いというのもあるけど、それ以上に働かざる者食うべからず的なイメージもあって、何だか3食きちんと食べる気がしない・・・そのうち、宿のキッチンで何かしら作り始めることでしょう。


★メルボルンの人々★
シドニーとよく比較されるメルボルンですが、シドニーに10年住んで半年前にメルボルンに越してきた人が「メルボルンのほうが人が親切かつ丁寧」と言っているのを聞きました。私はメルボルンしか知らないので比較はできませんが、人は確かに親切です。そして気さくに話しかけてくれます。

Day 2: 銀行口座開設』の英文パートでも書きましたが、地図を見ながら立ちんぼしてたら、通りすがりのおじさんが「何探してんだ?」と引き返してきてくれたり、携帯で話しながら歩いていたビジネスマンも「何探してんだ?」と声をかけてくれました。レジの女の子が「来たばかりだと迷うでしょ?」と気遣ってくれたり、工事現場のおじさんの「Hi, how're you doing?」に返したら、わざわざ振り返って「そりゃどこのアクセントだい?」と更に声をかけてくれたり。
基本的に、目が合ったら笑うか「Hi」くらいは言ってくれるし、何かを尋ねればいい笑顔でこちらが期待した以上に助けてくれます。(今日は、コインランドリーで「粉石けんのほうがいいよ。コインがないなら1ドル貸すよ」と言われました。全くの初対面です。)

元々、オージー(=オーストラリア人)は陽気で気取らない人たちだという印象はありましたが、ここに来て、それすら過小評価であったことを知りました。見知らぬ人たちに対してとても気さくなのは、まだ若い移民国家だからなのかもしれません。街を歩いていても、各自のエスニックグループで固まることはなく、特に若い人はよくブレンドしている印象があります。(韓国、中国系はどちらかと言うとまだ固まっているように見受けられますが)

そんなこんなで、メルボルンの個人的評価は余裕の95点です。
仕事を見つけたらまた少しは印象も変わるのかもしれませんが、それはまた後のお話。
好きです、メルボルン。

Day 6: 携帯電話/Getting a mobile

2012年11月4日日曜

木曜から新しい宿へ来ています。
この宿はバックパッカーという種類のオーストラリアではメジャーな滞在型安宿で、長い人はもうここに9ヵ月半もいるとか。
同室はワーホリ2年目(残り半年)の香港人と、私と同じ日にチェックインしたアメリカ人。
他の部屋にはイタリア人グループ、台湾人グループ、あとはあまり姿を見かけない個人宿泊者がちらほら。宿に関しては、またの機会に詳述します。

二段ベッド2台の4人部屋

鍵付ロッカーと棚とベッド下のでかいプラスチックケースが収納。
部屋に洗面台があるのは嬉しい。


宿を移ってからのこの数日間、少し街中を散策したり観光スポットに足を向けたりする以外は、日本から持って行ったノートブックPCとiPhoneを正常に機能させるべく奔走していました。
結局、私のPCはどうしても宿の無料Wi-Fi信号を受信してくれず、さらにiPhoneはSIMロック解除ができない(=日本国外のプロバイダと契約して電話として使用することができない)ことがメルボルンのVodafone店舗および複数軒の携帯ショップへの照会、そしてソフトバンクテクニカルサービスへの国際電話によって判明。

iPhoneについては、ネット上では“どんなiPhoneもロック解除します”と謳っている業者もいるので、Vodafoneやソフトバンクに頼らずに何とかできそうな印象だったけれど、今日になってすっぱり諦めました。
元のキャリアやバージョンも訊かずに「納期2週間で250ドル。iPhoneは難しいんだよ」と言う携帯ショップがあったり、国際電話をかけるためにコーリングカードを買ったら公衆電話で使えなかったり(結局はクレジットカードでオペレーターにつないでもらった)、とにかく数日かけて色んな場所や情報を足で探して少し疲れてしまったので、iPhoneはiTouchとして使うことにし、連絡先電話番号のための携帯電話を別途購入することに決めました。

そもそも、Vodafoneの店員さんも、人によって言うことが違うんだもの。
1回目: 「メールで請求明細が届くから住所不定でも問題ありません」
2回目: 「現住所の証明が必要です。銀行口座を開設したら残高確認書をもらってきてください」
3回目: 残高確認書を提出⇒「クレジットチェックをかけるので、就労の証明ができなくては契約プランは組めません」
じゃあと言ってプリペイドのSIMカードを購入⇒「iPhoneのSIMロックが解除されていませんね。日本のソフトバンクに問い合わせてみてください」
上述の通り、念のためにソフトバンクや携帯ショップでSIMロック解除が不可能であることを何度も確認し、iPhoneを電話機として使うことをあきらめて新規プリペイド機の購入を決断。
4回目: 「新しい携帯電話とポケットWi-Fiをご購入ですね。先日購入されたSIMカードに付いていた番号は分かりますか?」
チーン。

そんなわけで、また明日Vodafone突撃します。5日連続でVodafoneに通うってどうなのよ。
(最後の無駄足はSIMパッケージを宿に置いてきた自分が悪いんだけど)

明日にはネット接続問題がすべて解決していることを願います。

これからオーストラリアにワーホリに行こうと思っているiPhoneユーザーの方は、
現地で新しくプリペイド携帯を購入したほうが早いかもしれません。
少なくとも日本ソフトバンクの公式回答は、「ソフトバンクから購入されたiPhoneは誰にもSIMロック解除できません」ですから。後ろ暗い目論見を感じるなぁ。

ちなみに、私はソフトバンク=Vodafoneという発想でハナからVodafoneしか見ていませんでしたが、
Telestraというキャリアはカバー範囲が広く、オーストラリア国内を旅する予定があるのなら
こちらのほうが接続に有利だという話も聞きました。ご参考まで。

2012/11/05

Day 5: 動物園日和/Melbourne Zoo

2012年11月3日土曜

日本の約21倍はあるというオーストラリア。
一国内に熱帯、亜熱帯、温帯、冷温帯、砂漠といった異なる気候帯が存在するのも、その広大さを思えば納得。

そんなオーストラリアの中でも、南部、特にメルボルンには四季があると言われています。
実はこれには裏の意味があるのですが、この二日間でそれを体感しました。

昨日は冷たい雨が降っていて風も強く、コートにスカーフ、ブーツで厚着して折畳み傘やパラソルみたいな通常傘を持っている人(あくまで手に持っているだけ、差している人はほとんどいない)が溢れていたのに。

何ということでしょう、今日は打って変わって気持ちの良い快晴。
公園や街中では、Tシャツに短パンやサマードレスにサンダルが溢れているではありませんか。
同じ店に同じ店員の顔を見なければ、昨日と今日で別の都市に来たみたい。

上述した裏の意味とは、「メルボルンでは一日に四季がある」ということ。
昨日と今日のように一日で季節が逆転することなど珍しくはなく、朝昼晩で天候や気温が激しく変わることもざらなのだそう。実際、地元の人でもその日の天気を読むのは難しいそうです。
この変動の激しさの良いところは、これまた地元の人曰く、「外を見て天気が気に入らなけりゃ少し待ってればいいのさ」。
これぞオージー!ポジティブ万歳!!


そんな陽気のなか、宿のルームメイトと動物園へ。
このMelbourne Zooは、動物を檻に入れただけのそんじょそこらの動物園とは訳が違います。
設立は1857年、世界で3番目に古い動物園なのです。
古いからこそ稚拙な展示なのではないかと高を括っていたら、園内のあちこちで歓声を上げている自分がいましたよ。

より自然な状態で動物たちを飼育しているというのは知識として頭に入れてはいたものの、
実際にコアラが手の届きそうな距離でユーカリの葉っぱをワシワシ食べていたり、
尻尾で殴られそうな距離でカンガルーが『長椅子のマダム』感たっぷりに寝そべっていたり、
まつ毛が数えられそうな距離で小ゾウが中ゾウに絡んで大ゾウが割って入ってきたり、
口を半開きで時々ビクッとしながら仰向けで爆睡してるウォンバットがいたり、
「こんなことするのか!」という痴態を惜しげもなく見せてくれるわけです。

キリンカメラ目線/Giraffes
やんちゃゾウ/Elephants
日光浴コアラ/Koala

このむっちり感がたまらない

顔を掻くのはやっぱり後ろ足


隣の枝に飛び移る2秒前

完全無防備のウォンバット、あっちは爆睡こっちは爆笑/Wombat

エミューも自由気まま/Emu

有閑マダム/Kangaroo

律儀なミーアキャット、どこよりも高いところで見張りに立とうと思ったらどうしたってこうなる/Meerkat





正直言って、入園料AU$26.10は高いなと思いながら足を踏み入れました。
実際、日本の動物園ほど若いカップルや学生さんが多くなかったのは、やはり入園料が高いからではないかなと思います。(その代わり、就学年齢に満たないくらいの乳幼児を連れた家族がやたらと多かった。)
でも、天気にも恵まれたし、何よりコアラが可愛すぎて、とにかく行って良かったと思いました。
オススメです!!


それにしてもヒクイドリは本当にかっこいい。鳥類は恐竜の末裔であることを納得。