Life is a Journey

Life is a Journey. Wouldn't you agree?

森羅万象是我師也

生きている、生かされている。Nothing should be taken for granted.

What did Mark Twain say?

“Twenty years from now you will be more disappointed by the things that you didn't do than by the ones you did do. So throw off the bowlines. Sail away from the safe harbor. Catch the trade winds in your sails. Explore. Dream. Discover.”

Fortes Fortuna Adiuvat

Brave is in you.

Journey Never Ends.

いつだってここがスタートライン、今がベストタイミング。だから合言葉は、CARPE DIEM!!

2013/01/31

Day 93: 第1四半期を終えて/First quarter assessment

2013年1月30日水曜

昨日で、渡豪から丸3ヵ月を数えました。
最初の数週間は生活の基盤を整えることを最優先し、観光もそこそこにバイトを探し始め、バイト先に合わせてシェアハウスを決めて、渡豪から1ヵ月後には今の生活パターンが始まりました。

それから2ヵ月。

観光らしい観光と言えば、メルボルンシティ内の博物館や旧監獄、動物園にグレート・オーシャン・ロードくらいで、他はほぼずーっとバイト先と家とを往復するのみの2ヵ月間でした。

バイト先では顔なじみのお客さんも増え、名前を覚えたり名前を覚えてもらったり、日本酒について説明して「なるほど」と言ってもらったり、日本酒を飲んだお客さんから返ってきた感想に逆にこちらが「なるほど」とうなったり。お客さんのことはまた別の機会に書きたいと思いますが、色々と刺激になって面白いです。

前回書いたように(Day 91: バイト仲間のこと)バイト先ではスタッフ仲間にも恵まれ、シェアメイトも干渉し過ぎず、掃除も当番制でストレスのない住環境ですし、今は居心地の良い平坦かつ平安な時期にあると感じています。

そこで、動くことを決めました。
この安息の日々はぬるま湯であり、ぬるま湯は時間が経てば経つほど抜け出すのが難しくなります。

ちょうど家主に契約更新如何を伝える時期だったので、当初の3ヵ月契約が切れる2月末をもって解約とする意向を伝えました。せっかくメルボルンにいるのですから、次はシティで仕事を探して、シティに住んでみたいと思います。

ここで動くことが吉と出ても凶と出ても、後悔することはないでしょう。
むしろ、今動かないとそれこそ後悔することになると思います。
思い立ったが吉日。
動くか動くまいか迷った時点で、「足踏み始め!」の状態なのです。

そんなわけで。
比較的のんびりした郊外生活の第1四半期を終えて、次の四半期はもう少しアクティブに、攻めの姿勢で臨みたいと思います。



2013. 1. 30. Wed.

Three months have passed since my landing on Australian soil. Setting the tourism aside, I set, instead, the settling in as my first priority. Thus I started working within two weeks of my coming to Melbourne, found a sharehouse, and here I am, slaving away for the past two months with little chance to go sightseeing.

Please don't get me wrong, though. I am happily settled in where I am, with great staff mates at work and share mates at home. I love interacting with the customers who are often positive and complimenting, and I love how they give me genuine smiles and frequent thank-you's which in turn make me smile from my heart.

When things are calm and going okay, however, it makes me feel uneasy.
When I see myself at a standstill, it makes me feel like I'm dropping out.

I'm starting to feel like I'm in a lukewarm bath, and it's just going to get harder and harder to get out of this if I waited for too long. This is a sign, a sign I've always felt whenever my heart desired some change.

So I decided to move.
This is probably about time anyways, and I cannot say I've seen Melbourne until I lived in it.

I have one month to decide where to go and what to do next, but hopefully I will live and work closer to the city. Fingers crossed.

Second quarter here I come!



2013/01/28

Day 91: バイト仲間のこと/Mates at work

2013年1月28日月曜

少しタイミングを逸してしまいましたが、1月26日はオーストラリアの日でした。
感覚的には日本の建国記念日やアメリカの独立記念日に近いものがあるようですが、実際はイギリスの艦隊がシドニーに入港して入植を宣言した日(1788年)だそうで、アメリカのコロンブス・デーと同じくらい微妙な記念日だという印象もあります。

とは言っても祝日は祝日、しかも土曜日だったので月曜が振替休日になり、嬉し楽しい三連休でした。シティでは花火が上がったとかなんとか。あちこちで国旗ウェアに身を包んだ飲んだくれパーティーピーポーが楽しい夜を過ごしていたことでしょう。

いえ、私はもちろんバイトです。
しかも、中ボスの不在に伴って、土曜は13時間、日曜は12時間勤務。特に土曜はフロアスタッフ全員召集でしたので、またテンテコの舞を舞う覚悟を決めて臨みました。

が、ふたを開けてみたらむしろ暇。
拍子抜けしましたが、他のスタッフと雑談や所作の確認をする時間もできて、チームの結束が少し強まった気がします。

ここ1~2週間で、キッチンもフロアもスタッフが増えました。大学入学前の人、学業を終えた人、ワーホリメーカーなどがいますが、日本人は相変わらず私一人です。他は、香港人、台湾人、中国人、韓国人です。一番若い新米くんは台湾とオランダのハーフなのですが、イケメンです。目の保養です。

マネージャーはともかく、スタッフ間の協調や姿勢はとても良いと思います。誰かに言われたからではなく、お客さんや仲間の動きを見て、自発的に手を差し伸べたり先回りして動いたりできるチームです。給仕初心者ばかりとは思えないほど、ちゃんと見て聞いて、周囲から学ぶ意思と考える頭がある頼もしい仲間たち。ありがたやありがたや。

さて、今日も張り切って助け合いしてきます!



2013/01/24

Day 87: 歯医者デビュー/Visiting a dentist

2013年1月24日木曜

探してる時に限って見つからないとか。

会いたくないと思ってる人に限って遭遇率が高いとか。

一人が楽しいって思ってる時に限って妙にモテたりとか。

そして、歯医者の予約を入れた途端に痛みが治まったりとか。


世の中、「ちょっとちょっと~」と思うことがままありますが、痛みが治まったからと言って根本的な問題は解決されていないので、とにかく意を決して歯医者へ行ってきました。

誤解のないように申し添えておきますと、私、歯医者のギュルギュルギュィィーーンンヂーーーーガガガガガという音はわりかし好きです。あんな金属製の凶器が本気(?)で向かってくるほどの強靭な部位をこの体に備えているという誇り。体中の他のどの部位に当てても大ケガ必至のあのフルメタルマシンに、唯一立ち向かえるこの歯。

ま、穴開けられたり削られたりしてるんで、結局はマシンに負けてるんですけどね。

話が脱線しました。
覚悟を決めたのは、出費のほうです。保険が効かないので本当に高いよという話を四方八方から聞いていましたし、オーストラリアの国民の40%が、治療費が高すぎて歯医者にかかれないという話も耳にしていました。そこで、予約の電話を入れた時におそるおそる「おいくらくらいになりましょうか・・・?」と訊いてみましたら、「初診料が55ドル、あとは治療内容によりますね」とのお返事。うむむ、やっぱり安くはない上に、不安はちっとも解消されない・・・

そんなこんなで、「とにかく行ってみた」のです。背に腹が代えられるもんなら代えたい。

最初に電話した大きめの歯科医院は1週間待ちと言われたので、小さめの歯科医院で予約。指定された時間に行って、問診票に記入して、しばらく待っていたら個室に通されました。大きな窓とテレビがついた清潔感あふれる部屋でした。なぜかサングラスを渡されたのですが、窓に顔を向けているからなのか、診療中に先生が気まずい思いをしないためなのかは分かりません。とりあえずつけておきました。

大きな窓から差し込む木漏れ日、テレビにリクライニングチェア、サングラスとよだれかけ、もうリゾート気分は最高潮です。

そこへクリニック代表のパセラ先生ご登場。庭先に植わっているハーブみたいな名前だなと思いながら症状を説明して、リクライニングチェアに横たわったままX線撮影をして(これはちょっと感心)、撮影結果を見ながら先生の説明と今後の流れを聞いて、15分もせずに診察終了。待合室と個室のテレビを眺めていた時間のほうが長かったです。

そしてお代は・・・110ドル!10時間分の労働がスパッと蒸発!
内訳は、初診料55ドル、X線撮影費55ドルでした。処方箋をもらい、どこかの薬局で抗生物質を購入して様子を見ることになりました。抗生物質が効いているか否かで診断および今後の治療方法をあらためて検討するのだとか。有無を言わさず一週間後に予約を入れられたので、なんだか宿題をもらった気分です。

なんとなく、もう痛みを感じなくなっている気がするのですが。
気のせいですかね。

とにかく、オーストラリアで歯医者デビューしました。
計画性のある皆さんは、日本で歯科にかかってから海を渡りましょう。




2013. 1. 24 Thu.

After all of the sweet tapioka drinks and cookies and strawberry daifuku and ice cream and egg tarts and everything else, my teeth just gave up on me and started torturing me. I had been feeling pains when I had some food stuck in between my back teeth, but I noticed recently that they started hurting without, seemingly, any particular reason. I spent a few nights sleepless (well, at least in my standards), and when I had to leave my work early due to unbearable migraine, I finally decided to pay a visit to a dentist.

So I made an appointment and went to the nearest dentist in the neighborhood, dreading to see the bill I will receive. The clinic was clean, spacious, and private. The doctor took an x-ray of my teeth, gave me the possible diagnosis as well as treatment, and told me to take antibiotics and come back in a week.

The total cost of the day: AU$110 (Consultation fee $55 + X-ray $55).

...Well.
I cannot blame anyone but me for being a big procrastinator. I must reap what I sow, and this is what I pay for it.
Lesson learnt!!





2013/01/23

Day 86: 星を見上げて/Starry Night

2013年1月23日水曜

この一週間、ちょっと忙しくしていました。

バイトの前にシティへ出て移民博物館を見学したり、
金曜夜に50人パーティをはじめ複数の予約があってテンテコの舞いを舞っていたり、
新しく入ってきたスタッフ君にあれやこれや教えてみたり、
数日かけてブログの記事を書いてみたり(前回のやたら長いアレです)、

そしてその合間に、

公園の芝生でうっかりうたた寝しちゃったり、
バイト中にうっかり醤油をかぶっちゃたり、
うっかりビールを浴びさせられちゃったり、
歯が痛すぎてまさかの不眠になったり、
笑顔が引きつったり笑顔をもらったりしながら、

それでもそこそこ元気です。

昨夜はしかし、歯が痛すぎて偏頭痛を併発し、またそれほど忙しくもなかったので
中ボスにお願いしてバイトを早退しました。
まさか歯痛ごときで無遅刻・無早退・無欠席の三冠を手放すことになるとは。無念です。


そんなわけで昨夜は23時過ぎに歩いて帰りながら、住宅地の坂道に差し掛かったところで、いつものように自然に星空を見上げました。ここの夜空には、きっとあれが天の川なんだろうなと思いながら見上げている星の流れがあります。そしてその星の流れを見るたびに、ハイスタの歌を思い出して自分をちょっとだけ鼓舞するのです。

大学生時代にも、同じ歌を何度も聞いて、星を見るたびに思い出して、自分を元気づけていました。

どこへ行きたかったんだっけ?
何が楽しいんだっけ?
何をしたら嬉しいんだっけ?
アンパンマンじゃないですが、そんなことを自分に尋ねながら、息を切らしながら、坂道を登っています。

今日は早退することなく任務を全うします。
ちばりよー!いえす!



こんなお酒もあります。
ちょっと飲んでみたい。



Starry Night / Hi-Standard

Let me wish shooting star
This is really from my heart
Stop the thoughts spinning in my head
Wish I could just feel
Let me wish shooting star
This is really from my heart
Differences that I feel inside
Wish I could let go

What was it
I left behind
And forgot to bring along
What was it
Shining bright
I saw that night

Let me wish shooting star
This is really from inside my heart
From now on I wanna enjoy my life more
Starry night

Let me wish shooting star
This is really from my heart
What I see here in front of me
Wish I could accept
Let me wish shooting star
This is really from my heart
Everyone who is in my life
Wish I could believe

Where is it that I go
I will have to let it flow
What was it
Shining bright
I saw that night
Let me wish shooting star
This is really from inside my heart
From now on I wanna like myself more
Starry night

Wish on a starry night

2013/01/19

Day 77: ほんとにツアーへ/The Great Ocean Road!

2013年1月14日月曜

同じ轍は踏むまいと、前夜は11時に就寝、5時に起床、6:39発の電車に乗ってシティへ。
そして行ってきました、

万座毛!!
 
 
・・・ではなく、グレート・オーシャン・ロードです。

参加したのは、走行距離600km、往復12時間のバスツアー。
ドライバー兼ガイドのロジャーさんは56歳、生粋のメルボルンっ子で、今はシティから車で3時間のところに12エーカーくらいの土地を買って住んでいるとか。リンゴに梨、アプリコットや柑橘類の豊富な農園で、果物を育てたり飼っているアルパカの世話をしたり、週に何回かこうしてツアーバスの仕事をしながら暮らしているそうです。ちょっとうらやましい生活だなと思いました。

バスはロジャーさんの自己紹介に始まり、シティの南側から北西へ向かって走ります。
メルボルンの人口は約400万人で、ビクトリア州の3分の2、オーストラリア全体の6分の1強を占めるとか。また、ここビクトリア州は、ゴールドラッシュ時代には世界中の金の40%にあたる量を産出していたことや、現在のオーストラリア国内に出回っている乳製品の65%を供給していることなど、トリビア的情報をたくさん織り交ぜながらツアーを進めてくれました。
反対車線の渋滞ぶりを示して、「見ての通りシティへの通勤ラッシュがあまりにひどいので、メルボルンでは高速道路のことを"Car Park(駐車場)"と呼ぶんです」と揶揄してみたり、ベジマイトの工場を見かけたら「食べたことありますか?ひどい味でしょ?」とおどけてみたり、ロジャーさんのオージートークのおかげで楽しい車中でした。
 
最初の見どころスポット、Urquhart Bluff からの眺め。
この時点でシティから車で3時間くらい・・・だったかな?
 
バスは途中でいくつかの街に立ち寄り、休憩や昼食をはさんで、午後から本格的にグレート・オーシャン・ロードに入りました。

おっと、その前に。

もんまり発見!
枝を過大評価しているのか、自分を過小評価しているのか。
いずれにしてもハラハラするポジショニング。
 

木に「なって」いるコアラ。
木を抱っこしているわけでもないのに、一体どうやって体を固定しているのやら。
(まさか吸盤・・・?)
They do well in hiding themselves among the trees...until they're done feasting away.

上の写真の通り、期せずして野生のコアラも見られました。
本当に「木にとまっている」という印象で、セミのように木の幹にしがみついているのもいれば、よくもまぁそんなところに、と思うほど細い枝に挟まってたりもします。特に後者は、ドロップベアー(コアラを大きく凶暴にしたような架空の肉食性有袋動物で、木の上から頭上に落ちて獲物を捕らえる)の由来になったのも分かる気がするような不安定さでした。サルは木からうっかり落ちるんでしょうが、コアラは枝ごとぽっきり落ちそうです(「あ~あ~あ~」とか言いながら)。あるいは、ちょっと力を抜いた瞬間に木の幹をずるずると滑り落ちていきそうです(やっぱり「あ~あ~あ~」とか言いながら)。
でも、そんなところもとってもカワイイ。

グレート・オーシャン・ロードの正門、Memorial Arch


そのMemorial Arch付近の住宅。
なんでこんな場所に・・・という立地から、いわゆるホリデーハウスかと。
ちょっと見づらいですが、写真中央あたりにハングライダーが飛んでいます。
なんでこんな場所で・・・


3000人の白いひげを生やした小人WWI帰還兵が14年の歳月をかけてツルハシとスコップで建設したというこの道路、グレート・オーシャン・ロードは、世界の海岸道路ベスト10に数えられているとか。200km超に及ぶ道路を、右手に大平原、左手に大海原を眺めながら、時に瀟洒な別荘が立ち並ぶリゾートタウンを通り抜けてドライブするのはとても気持ちが良さそうです。自分で運転するべき!というアドバイスを受けたのも納得できますし、私ならむしろアメリカンバイクにまたがってゆったり走ってみたいとも思いました。

東名高速・・・ではなく。


北海道・・・ではなく。

しかし、グレート・オーシャン・ロードの醍醐味は、そのゆったり感を突如ぶった切る自然の驚異にあります。屹立する断崖絶壁と、対峙するように孤立する奇岩群。これはもはや海上のグランド・キャニオンではないかと。

【ロック・アード・ゴージ(Loch Ard Gorge)】は、岩の浸食が紺碧の海に映えるきれいな景観でした。宮崎駿アニメの『紅の豚』に出てきそうな隠れ砂浜がありましたが、時間の関係で降りていけなかったのが残念。あの断崖を下から見上げたらまた違う感嘆が漏れたと思います。個人的には一番好きなスポットでした。


茂みをかき分けて歩いていたら、いきなり絶壁!
チキンレースにはもってこいです。
(注:決められた歩道を歩きましょう)


決められた歩道をさらに崖の先へ先へと歩いていくと・・・

ババン!!!
という効果音が鳴り響くような絶景が眼前に。


『紅の豚』的な。
舞台になったアドリア海にもこんな場所があるんでしょうな。

手前の大きな岩が、Razorback。
岩石の堆積具合が丸わかりです。

【ロンドン・ブリッジ(London Bridge)】は、もとは眼鏡橋だったのだとか。しかしちょうど23年前の1990年1月15日、陸と岩をつないでいた部分が崩壊。当時は岩の先まで歩いて行けたそうで、3人が岩の上に取り残されたそうです。自分の後ろで岩が崩れ落ちた時の恐怖とパニックは想像に難くありません。どうやって陸に戻ればいいのか、それよりも自分たちが乗っているこの岩もじきに崩れるんじゃないか・・・と。幸い、胸騒ぎがしてたまたま寄ってみたという地元の人が通報してくれて、メルボルン警察まで知らせが届き、新聞社のヘリで無事に救助されたそうです。奇跡の生還にお涙ちょうだいのインタビュー映像が撮れると新聞記者が興奮したのも束の間、救助された3人はマイクを向けられても何故か浮かない顔。それもそのはず、3人のうち1人は仮病を使って会社を休んでいて、残る2人は不倫の関係にあったとか。悪いことはできないものです。

London Bridge を眺める

陸とのつながりなどはじめからなかったかのような、見事なスッパリ感です。
残ったアーチもいつかは昔の記憶になるのでしょう。
この景色も今だけ今だけ。

崩壊前と今を比べた絵ハガキ

そして大トリ、【十二使徒(Twelve Apostles)】。グレート・オーシャン・ロードと言えばこの画、というほどよく見られる景色です。そしてこの景色も、2005年7月3日に使徒の一人が崩落し、やや印象を変えています。大自然にあっては、変わり続けることもまた自然なんだなと感じさせられました。だからこそ今でなくては。

思いのほか長い遊歩道だったので、小走りでビューポイントを通過。

同じ絵ハガキから、十二使徒の劇的ビフォー/アフター

カメラは安物、モデルは世界遺産級

運転手ロジャーの話を聞いてからしばらく迷っていましたが、これもCarpe Diem、やらなかったらきっと後悔すると思ったので、【十二使徒】でヘリコプターツアーに参加しました。人生で初めてのヘリ飛行は80ドル、それはそれは息をのむ8分間でした。言葉にならない感激が、写真でわずかにでも伝わることを願うのみです。


8人乗りのヘリ。
一応緊急ジャケットは装着しましたが、恐怖心はなく。
いつか自分で操縦してみたいなぁ。



ヘリから見た海岸線。
手前のタツノオトシゴみたいな島は、どこぞのゴルフコースにありそうな形です。
ただし、コースの外はすべて池。
「ファーーーーー!!」 ・・・ぽちゃっ



そういえば、地球って平らだったっけ

思えば、ペナン島でパラセーリングに挑戦して、海から島を眺めた時の感動もこんな感じでした。スケールは違いますが、私はどうやら大海以上に大地の壮大さに感動を覚えるタイプのようです。



とは言っても、雲一つない快晴に恵まれ、空を映す海原の碧さにも同じくらい感動しっぱなしでした。

先週の月曜に予定通りのツアーに参加していたらどうだったかなんて分かりません。
でも今日、ロジャーさんが案内するこのツアーバスで、この天気にこの気温、この感動を得られたことは、十分に満足できるものでした。ラッキーラッキーありがとう!

また行きたいです、偉大なる海原街道!



補足:
実は今日のツアーは、Best Toursというところに申し込んだものの、参加者不足で大手のAPTツアーに便乗させられたものでした。少人数ツアーじゃなくなったと聞いて少しがっかりしていましたが、APTツアーのバスは日本でよく見る観光バスサイズで、車種はVolvo。シートも綺麗でトイレもついていて、安心して乗っていられました。他の少人数ツアーバスは10人弱のワゴンタイプでしたが、あれでは12時間のツアーは辛かっただろうなと思います。バスツアーを検討されている方がいましたら、大型バス(coach)をオススメしますよ。

APTツアーバス。
トイレと前後にドアが付いているのが嬉しい。

おまけ。

途中で立ち寄ったApollo Bayのアイスクリーム屋で、
シイタケ味を見つけてトライ。
ちゃんとシイタケの味がしたけれど、そんなに強烈でもなく。
でも1スクープで充分です。うぷ。

Beautiful sand beach at Loch Ard Gorge.
 

2013/01/08

Day 70: たまにはツアーへ/Going on a tour

2013年1月7日月曜

仕事も学校も始まった頃でしょうか。
こちらは新年2日目からバイトに精を出しておりますが、暑すぎて倒れそうです。
特に先週後半は予報が36℃、ということは常に2℃は上をいくので実際は38℃、加えてバイト先のエアコンが効かず、温度計ぶっちぎりの45℃の中で働いていました。

いやもう、本当に冗談じゃない暑さでした。それでも来てくれるお客様が恨めし有り難かったです。
風がある分、外のほうがまだ凌ぎやすかったはずです。
仕事中に中ボスとちょっと言い合いになってしまったのも、暑さが一役買ってくれていたはずです。
そして私が折れてまた接客に向かったとき、背後で中ボスが「Fxxk!」と言っていたのは空耳ではないはずです。

そんなこんなで、心も体も折れちゃう前に、気晴らしも兼ねてツアーに参加することにしました。
メルボルン近郊の絶対行きたい観光スポット、グレートオーシャンロード一日バスツアー!
日曜朝に思い立ってすぐに翌日のツアーをネットで予約し、バイトから帰ってきてから電話で集合場所等の確認をしました。
ちなみに、ツアーを探したのはココ。行先別に各社のツアーが日付と価格付きで表示されるので便利です。

日曜夜はバイト先のスタッフパーティが予定されていましたが、遅い時間の開始だったので、映画館で『Life of Pi』というアン・リー監督最新作を鑑賞。難破した船で生き残ったインド人の男の子が、同じく救命ボートに残ったトラや海の危険や絶望と闘いながら、不思議な体験をしつつ生き延びて・・・という話です。海洋系映画の御多分に洩れず、かなりの映像美でした。3Dで観たからというのもありますが、『アバター』に比較されるのも分かる気がします。観終わった後に特に何の感想も出てきませんでしたが、とにかく映像はきれいなので、映画館で観る価値はあったかなと。
しかし、3Dとは言え、21.50ドルもしたのにはビックリ。次回はレディースデーでも調べて行こうかな。

映画が終わって日付が変わる少し前にバイト先へ行き、そこから1時間くらいしてようやくパーティらしきものが始まりました。そのうち、香港人スタッフからサイコロを使った"大話"という嘘つきゲームを教えてもらい、こちらは"牛タン"ゲームを教えて、当然のように敗者は日本酒やビールを飲み干し・・・
途中退席して帰宅したのが4時、一時間でも寝ておこうとベッドに潜り込み、着信音で目を覚ましたら8時でした。

「もしもし、ツアーバスの者ですが。今、どちらですか?」

まだ布団の中です。

ツアーバスの出発時間に目が覚めました。不覚過ぎて笑えました。

心も体も折れちゃう前にリフレッシュするはずが、自分で自分の傷口にさらに塩を擦りこんでちゃ世話はないですわ。
ここは一旦、思考も体も活動停止してリセットしなくては。
というわけで、130ドルのツアー代金をドブに捨てた悲しさは、「私がいない分、見知らぬ誰かがゆったりツアーをエンジョイできただろう」という無理ポジ思考に切り替えて、とりあえずフテ寝二度寝。

昼前に起床し、いずれ行こうと考えていたメルボルン博物館へ。閉館までの2時間で半分しか見終わりませんでしたが、モダンな外観できれいな博物館でした。また、家族連れが多いものの、子供向けではないきちんとした知識の提供が飽きさせない配置でなされていて、感心しました。もうちょっとオーストラリアやメルボルンに特化した歴史や博物展示を期待していたので、そこは残念でしたが・・・見逃したもう半分にはアボリジナル文化の展示もあったので、次回に期待します。


オーストラリアを含め、世界中の数多くの動物標本も展示。
タッチスクリーンで名前や生息地を確認できるのがステキ。



いつか動いている実物を見てみたい、
飛べない鳥キーウィ

いつか動いている実物を(以下略)、リアル合体生物カモノハシ。
ネーミングからも学者の困惑ぶりが見て取れます。あ、最終的にそこに着目したのね、という感じ。
闘争心がまるでなさそうな顔がいい。

その後は、アートな街・フィッツロイ、そして"リトル・イタリア"と呼ばれるライゴン通りへ。

アートなBrunswick通り、フィッツロイ

アートセンサーの低感度に定評のある私は、フィッツロイではあまり心ときめくショップは見つけられませんでしたが、カフェでまったり人間観察してみたい通りだなとは思います。それよりもその近辺の家々のほうに目を奪われました。中はどうなっているんだろう、お邪魔してみたいな・・・なんて。

Brunswick通りを少し中に入ったところにある
こじゃれたマンション

ライゴン通りは、オーストラリアで一等美味いイタリアンを食べるならここ、と言われるとか言われないとか。歩道いっぱいにテーブルが並び、ライゴン通りに近づいただけでイタリアンの良い香りが漂ってきます。La Spaghetteriaという直球なネーミングのレストランに入り、ピザを注文。生地は塩気が強めで、特に「美味い!♥」というほどのものでもありませんでしたが、イタリア訛りのウェイトレスさんに給仕される度に「beautiful」なんて呼ばれつつ、賑やかな通りを眺めながら食べるのは気持ちが良かったです。
Pizza with Lots $13.70
@ La Spaghetteria

帰りがけに、バイト先の近くにあるDessert Storyという香港式甘味処でマンゴー入り甘豆腐を買って、部屋でお笑いを見ながら食べました。

旅先ではよく歩き回るほうだと思いますが、久々にマイペースお一人様ツアーをやって、知らない土地を歩くのはやっぱり楽しいと再認識しました。前回の旅で行ったインドと違って、美味しそうな店を見つけてふらりと入ることができるのも嬉しいところです。

「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」という信条のひとつもまた、再認識しました。このオフは、その信条に従って失敗をやり過ごし、気持ちも予定も切り替えて、それはそれで良い休日を過ごせました。この流れで、中ボスとも波風立てずにやっていきたいと・・・思いはします。

気温は33℃、洗濯完了、また今週もきばっていきます!


2013/01/01

Day 64: 謹賀新年/Happy New Year 2013

2013年1月1日火曜

新年明けましておめでとうございます。
2013年初日をいかがお過ごしでしょうか。
そして、年越しは誰とどのように過ごされましたか?

私は、昨夜10時頃にふらっと現れた大ボスの鶴の一声で、10時半にバイト終了。スタッフ全員に年内の挨拶と御礼を言って、そのまま電車に乗ってシティへ。メルボルン名物の年越し花火打ち上げにバッチリ間に合いました。

55万人の人出、22か所からの打ち上げ、33万ドル(約2800万円)相当の花火。
この数字でどれほど想像できるかわかりませんが、現場はこんな感じでした。

Flinders Street Station付近。
後ろに見えるのはSt. Paul's Cathedral

当然、トラム(路面電車)を含むすべての交通は通行止めです。
アナウンスに従ってヤラ川にかかる橋を渡り、シティのビル群を川向かいから眺める位置へ。
夜景だけでもなかなかの眺めです。

そして、時計の針が12時を指した時。

どーん!!
New Year's Fireworks in Melbourne

22か所からの打ち上げの意味を知ると同時に、アナウンスの指示に従って正解だったことが分かりました。前後左右で競うように花火が上がるAlexandra Gardensのあたりは、夜景と花火が見事にマッチした光景を堪能するのにうってつけでした。10分ちょっとの打ち上げ時間はあっという間ですが、花火の芸術性よりは勢い勝負なのでちょうどいい長さにも思えました。

この年越し花火、ある程度空が(ビルのてっぺんが)見えるところならばシティのどこからでも楽しめるように配置されているのだとか。家族用に夜9時半にも第一弾の打ち上げがあることや、大晦日6時~新年初乗りまでは電車が無料になることなど、市民にイベントを楽しんでもらおうという配慮が随所に見られます。「どこからこんなに人がと思うくらい」、「インチの隙間もない混雑」という前情報は正しく、日本の花火大会にも匹敵する混雑ぶりを見せてはいたものの、危険な印象を受けることもなく、嫌な思いもしませんでした。やっぱり好きです、メルボルン。

花火終了直後は10分間隔で電車が出ているのも便利。立ちっぱなしでしたが無事に帰宅し、駅で買った巻き寿司を食べようと思いつつ「新年おめでとう」メッセージに返信していたら、いつの間にか寝ていました。


そして元日の今日。
まずは洗濯。そしてシェアメイトたちに新年の挨拶。
iPhoneのOS更新に手間取ったり、手羽先を焼いたり、ちょっと髪を染めてみたりするうちに、そろそろ日も暮れかける9時です。

今年もさらに冒険と、笑顔と、愛と、感謝と、学びに溢れた一年になりますように。
勇気リンリン!!


P.S. 今、ものすごーく餅が食べたい気分です。本物の餅。
タダでもらっておいて何ですが、バイト先で作っているイチゴ大福は餅とはちょっと違うのです。コンビニで売っている安い団子に似て、餅らしく伸びてくれません。でも、五平餅も伸びるものではないので、餅らしくと言われても餅も困ってしまうかもしれませんが・・・
花より団子ではありませんが、やはり季節や行事に関する食べ物は体が覚えているものなんですな。