Life is a Journey

Life is a Journey. Wouldn't you agree?

森羅万象是我師也

生きている、生かされている。Nothing should be taken for granted.

What did Mark Twain say?

“Twenty years from now you will be more disappointed by the things that you didn't do than by the ones you did do. So throw off the bowlines. Sail away from the safe harbor. Catch the trade winds in your sails. Explore. Dream. Discover.”

Fortes Fortuna Adiuvat

Brave is in you.

Journey Never Ends.

いつだってここがスタートライン、今がベストタイミング。だから合言葉は、CARPE DIEM!!

2014/01/12

Day 362: ノーザンテリトリー爆走計画3/Alice Springs to Daly Waters

2013年10月26日土曜

朝6時、時間通りに集合するカンレキーズ。この辺りはさすがと言おうか、期待通りです。
夏に向かう時期とはいえ砂漠地帯の朝は肌寒いので、ホテルの無料コーヒーで体を温めて、6時15分にいざ出発。

今日の目標はズバリ、スチュアート・ハイウェイ900キロ走破!!です。
カンレキーズ集結から3日目、この爆走計画における最大のチャレンジを、いよいよ実行に移すときが来ました。

私の中でこの日は、今回の旅における正念場という位置づけでした。
何せ、砂漠をただひたすら走るだけの一日ですから。

ただ移動するだけなら、ウルルからダーウィンまで飛行機で飛べば良かったんです。僻地価格のガソリン代や移動途中の宿泊などを考えたら、むしろ飛行機のほうが安くついたかもしれません。

ですが・・・

レンタカーで爆走してみたかったんです。(運転は他人任せですが)

オーストラリアの広大さを体感したかったんです。

そして、スチュアート・ハイウェイの途中にどうしても寄りたい絶景ポイントがあったんです。


そーです、全部私のわがままなんです。
そんなわけで、この日、唯一期待できる絶景ポイント以外は、単調・退屈・閉所・猛暑の四重苦を覚悟しておりました。

アリス・スプリングスを出発!
まだ赤土、低木の砂漠地帯です

そして出発。
カンレキ・レッドが持参したCDの一曲目は、谷村新司の『チャンピオン』でした。
まさかの選曲に鼓舞されて「Yes WE CAN!!」な気分になりながら、まずは最初の給油ポイントへ向かってひた走ります。

1時間半後、アリス・スプリングスから136キロ先のAileron(エイレロン)に到着。

何てことはない中継地点かと思いきや、
立派なモニュメントが。
ハリウッドみたい・・・は言い過ぎか

丘から見下ろすアボリジニハンターの像に対して、
こちらはアボリジニ母子の像。
足元にいるカンレキガールズと比べてください。
意味の分からん巨大さです

さらに1時間弱走って、150キロ先のBarrow Creek(バロウ・クリーク)に到着。
地平線まで続く一本道に慣れてきたドライバー陣、かなりスピードを出し始めました。

このバロウ・クリークは、一応、UFO飛来のメッカらしいです。
宇宙人もケツまくって逃げ出すガソリン価格なのに・・・(レギュラーで$2.07/Lでした)

ん?デジャヴ?
上の写真のアボリジニ母子と構図が丸かぶりですやん。
UFOの形が斬新すぎて、信憑性があるのかないのか微妙

そして11時、アリス・スプリングスから300キロほど走って、ようやく絶景ポイントに到着。

前方、スチュアート・ハイウェイのすぐ脇に
奇妙な岩々が見え始めました

その名もデビルズ・マーブルス(Devil's Marbles)
名前の通り、悪魔がビー玉遊びでもしたかのような、摩訶不思議な巨石地帯です。

カンレキ・ブルーと比べて分かる巨石っぷり
以下の写真も同じようなサイズです

このバランス感覚ときたら
置こうと思って置けるもんじゃございません

お歳暮のハムじゃございません

腹ぺこ青虫じゃございません

ちょっと頑張って高い岩まで登ってみました
広大な大地に、この付近一帯だけが巨岩だらけ

カンレキーズも負けじと登ってきました
そして、早々に下りていきました

動物の骨が岩の上に
まるで何かの祭壇みたいです

岩の向こうの道路がスチュアート・ハイウェイ
見逃すほうが難しい絶景スポットなので、
お近くにお立ち寄りの際は是非

悪魔のビー玉群に別れを告げて、さらに北上します。
80キロ走って、そこそこ大きな町、Tenant Creek(テナント・クリーク)に到着。ここのスーパーで食料を調達してすぐに出発。もはや慣れっこの車内ごはんです。

その後の2時間半で250キロほど走って、Elliot(エリオット)で給油&休憩。

エリオットの休憩所/売店前にいたクジャクたち。
「こんなとこで何してんの?」と言いたくなりましたが
「そっちこそ」と言われそうなのでやめました

そしてさらに150キロ走って、本日のお宿、Daly Waters(ダーリー・ウォーターズ)にゴールイン!!


到着してみてびっくり、な~んにもない酒場+宿場でした。

ダーリー・ウォーターズの中央交差点
ここから徒歩5分圏内がこの町の全てです

本日のお宿(2人用ロッジ)です。
チェックイン時は冷房が効いてなくて
蒸し焼きになりそうでした

午後4時前には到着しましたが、本当にな~んにもないので、宿にチェックインして荷物を解いたら、あとは何もすることがありません。

まだ日も沈まぬうちに、今日の酒盛り夕飯にすることにしました。

宿のフロント兼パブ
店先には既に飲み始めている人たちが

パブの壁中、旅人の置き土産でいっぱいです
各国の紙幣や写真付きIDはまだ分かりますが、
下着まで・・・持ち主を想像したくないものもアリ

実はこのダーリー・ウォーターズ、歴史のあるパブで知られており、また長距離バスの立ち寄りスポットにもなっているため、辺鄙なわりにはそこそこ人がいる印象を受けました。

酒好きカンレキーズも、そろそろ自分好みのオージー・ビールが分かってきたようです。
「黄色いの」
「青いの」
「昨日飲んだやつ」
「さっきと同じやつ」
「なんでもえぇわ」

と、何とも分かりやすい注文を寄越してくれます。私はトコトコとバーカウンターに行って、おねぇちゃんに「それ」「これ」と指さすだけでいいので、ツアコンとしては大助かりです。

がっつりオージー・ビーフ
パブという名前ですが、サラダバーもあり、

辺鄙なわりにはちゃんとしたレストランでした

そしてこの晩は、待ってましたのお楽しみ、日本から持参したお酒を開けました。
ロッジのベランダに置いてあったテーブルと椅子を持ち寄って、星空の下で乾杯!
いや~、オーストラリアのド級の田舎町で、満天の星を仰ぎながら日本酒をいただけるとは。
またひとつ、ステキ体験が増えました。


さぁ、明日はさらに北へ、気候はさらに南国になります。


対向車に挨拶をするカンレキ・ブルー
ちょっとタイミングが早すぎるような・・・