Life is a Journey

Life is a Journey. Wouldn't you agree?

森羅万象是我師也

生きている、生かされている。Nothing should be taken for granted.

What did Mark Twain say?

“Twenty years from now you will be more disappointed by the things that you didn't do than by the ones you did do. So throw off the bowlines. Sail away from the safe harbor. Catch the trade winds in your sails. Explore. Dream. Discover.”

Fortes Fortuna Adiuvat

Brave is in you.

Journey Never Ends.

いつだってここがスタートライン、今がベストタイミング。だから合言葉は、CARPE DIEM!!

2013/11/06

Day 361: ノーザンテリトリー爆走計画2/Uluru to Alice Springs

2013年10月25日金曜

いよいよ本日から、豪州ノーザンテリトリー爆走計画が本格始動します。
言い出しっぺは私、引率するのも私、そして参加者は初老戦隊カンレキーズ5名です。

カンレキ・レッドはお酒好き。酒に強いが車にも強いので、レンタカーに何かあった時には頼りになります。
カンレキ・ブルーもお酒好き。アメリカ大陸横断も経験済みの猛者なので、この旅そのものに何かあった時には頼りになります。
カンレキ・グリーンもお酒好き。やんわりしっかり5人の真ん中で最後の手綱を握る、チームの良きクッションです。
カンレキ・ピンクはケーキ焼き。カンレキーズで一番足腰がしっかりしているのは、実はピンクではないかと睨んでいます。
カンレキ・イエローは草木好き。目についた草花を、あれかしらこれかしらと当てっこしては楽しんでいます。


本格始動初日の朝、イエローを除く5人でらくだツアーに参加しました。
朝5時に集合し、ウルル・リゾートの一角にあるらくだ牧場からウルルに向かって出発します。

私たちは隊列の最後尾でした
良い眺めです

それにしても、らくだというのは不思議な、面白い生き物です。
立ち上がる時や座るときに前後に大きく揺れるのも楽しいですし、ゆったりのんびり揺られていくのには癒されますし、らくだの顔は見ていて心がほっこりします。

平和すぎる顔
下の歯しかないそうです

約1時間、隊列を組んでらくだに揺られて、途中で2回ほど騎乗したまま休んで朝焼けのウルルを眺めました。その道中ずーっと、ガイドのおにいさんはしゃべりっぱなしでした。

朝もやのウルル
先頭の一頭が立ち上がると、後続もつられてしまいます
なんて素敵な連帯感!
孤児となって保護されている赤ちゃんらくだ

らくだツアーを終えて宿に戻り、チェックアウトしてスーパーで買い出し。
ガソリンも満タンにして、この先の長距離ドライブに備えます。

2時間ほどウルルとカタ・ジュタを巡った後、正午にはいざドライブ開始。
ウルルに別れを告げて向かう先は、約450キロ先のアリス・スプリングスです。

途中、マウント・コナー展望台(Mt. Conner Lookout)に立ち寄りました。
道端の車寄せから遠くに見えるテーブル山を眺めるだけかと思っていたら、道向かいの小さな丘に登ると見事な塩湖が広がっていました。一昨日キングス・キャニオンに行ったときに通過した際は、完全に塩湖を見逃していました。最後に気付けてラッキー♪

マウント・コナー
プリンが頭だけ地表に出ているような・・・

展望台から望む塩湖は、
太古に存在した内海の跡です

来た道を眺めても、
ウルルは既に影も形も見えません

竜巻にも遭遇!
幸い、道路に達する前に霧散してくれました

ウルルを出て2時間ちょっとで、オーストラリア大陸を縦断するスチュアート・ハイウェイに合流しました。そこでドライバーを交代して、さらに2時間ちょっと走ってようやくアリス・スプリングスへ。

こんな道を何時間も走ります
ドライバーの楽しみは・・・
街だ!
ショッピングモールの入口です

ホテルにチェックインして町まで出て夕食。
既に閉まったショッピングモールを抜けようとした時、5人くらいのアボリジニの少女たちがこちらを一斉に見ました。
よほどカンレキーズが気になったのでしょう。「ねぇ、あれ」という感じで肘を小突き合っていましたが、やがてそのうちの一人が意を決したように「Hi」と挨拶してきました。それに力を得たかのように他の少女たちも口々に「Hi」「Hello」と挨拶をくれ、カンレキーズとアボリジニの少女たちとの間に小さな交流が芽生えました。

一瞬で消えた交流ですが、なんだか微笑ましい瞬間でしたよ。

ホテルに戻ってしばらくすると、遠くで花火が上がり始めました。
同じように花火の音を聞いて部屋の外に出てきた他の宿泊客との会釈や笑顔の交換があって、爆走初日は穏やかに終了。

明日は爆走計画の要、900キロ走破の一日です。
その途中で、私がノーザンテリトリー縦断を決めた要因になった名所も通ります。

気を引き締めて、明日もいけいけ初老戦隊カンレキーズ!



2013/11/05

Day 360: ノーザンテリトリー爆走計画1/Uluru and Kata Tjuta

2013年10月24日木曜

ウルルの朝は早いです。
朝日に照らされたウルルを見るためのツアーバスが、5時台には観光客を大勢乗せてエアーズロック・リゾートを出発していきます。

朝7時過ぎ、一足遅れて私たちも宿を後にしました。
ちなみにウルル初日の宿はOutback Pioneer Lodgeというバックパッカー寄りのロッジでしたが、二段ベッド2台の部屋(シャワー、トイレ付)を3人で借りて、一人100ドルでした。今回の旅で最も高く感じた宿です。

ウルルには散策路がいくつか用意されていますが、そのうちの一つを回る無料ツアーに参加してみることにしました。
8時、Mala Walk(マラ・ウォーク)という散策路の入口に観光客が集い、大人版ボーイスカウトのような恰好をしたガイドさんが自己紹介を始めます。そのままゾロゾロとくっついて行って、約2時間、ガイドさんの説明を聞きながらウルルの一部を辿りました。

みんなで散策

モグラの神話にまつわるくぼみ

サーフィンの波のような不思議な岩穴
女性の作業場として使われていたとか

ガイドさんの説明は、近辺に生えている草木とその利用に始まり、ウルルのくぼみにまつわる神話、岩絵の意味や重要性などに及びました。無料にしてはなかなかの情報量だったと思います。

古来よりこの地域に住んでいるアボリジニの部族(アナング族)にとって、ウルルというこの一枚岩は伝承が真実である証なのだとか。語り継がれてきた神話・伝承を裏付けるのがウルルのくぼみや壁画、そしてウルルそのものであるそうです。

レンジャーさんが壁画の説明をしてくれます

創世を担った祖先が残した足跡であるウルル。
神聖とされる岩に、ただ「高いから」「でかいから」という理由で手足をかけよじ登ることがどれほどの不敬に値するか、まぁ考えるまでもないかなと思います。

もっとも、不敬云々もさることながら、私は実際の登り口を見て腰が引けましたが。
頼まれても登りたくないです、この傾斜は。ミッション・インポッシブルです。

雨風・高気温ですぐ登山禁止になるのも
無理はないほどの、容赦ない登り道です

ウルルと同じ国立公園内に、カタ・ジュタ(またはオルガ)という岩山群があります。
時間の都合で存分に散策できませんでしたが、私はこちらも好きです。ウルルには登れませんが、カタ・ジュタならば少し高いところまで歩いていくことができますので、周辺のだだっ広い土地を俯瞰することができます。

遠くから見たカタ・ジュタ
蠅よけネット必須!!
ワルパ渓谷に通じる遊歩道
渓谷を抜ける元気はありませんでした・・・
遊歩道の途中で振り返ると・・・
ザ・地平線!

さて15時、ウルル空港へ岐阜・名古屋からの親戚3名を迎えに行きました。
両親を含む初老5名を引き連れて、いよいよ爆走計画本始動です。

いけいけ!初老戦隊カンレキーズ!!


夕焼けのウルル

飛行機から見たカタ・ジュタ
ウルルとは違った壮観さです

2013/10/23

Day 359: ウルルへ!/Uluru

2013年10月23日水曜

昨日は珍しくほぼ一日中激しい雨が降っていたケアンズですが、今日はよく晴れていました。

ルームメイトに見送られ、2ヶ月半のケアンズ生活に別れを告げて、両親とともにワーホリ最後の旅をスタートしました。

向かった先は、ウルル。エアーズロックの名でも知られる、オーストラリア大陸のヘソです。

機上から。
赤茶けた大地かと思いきや、緑も白も見えます

エアーズロック空港から出るところ。
滑走路ではありません

空港を出てエアーズロック方面へ。
ヘソが見えてきました

ウルルを楽しむ前に、レンタカーで往復6時間かけ、キングス・キャニオンまで足を伸ばしてみました。

この先数日、飽きるほど見ることになる
地平線まで続く道路

時速120キロで3時間、
ようやくキングス・キャニオンが見えてきました

遊歩道を30分弱歩いて行った先の展望台から
キングス・キャニオンの岩肌
層の重なりや褶曲が混在しています

『水曜どう●しょう』で予習していたとは言え、蠅の大群には早々に音を上げ、蠅ネットを購入しました。ネットそのものが顔にまとわりつくし視界が悪くなるしで、面倒が増えるだけなのですが、ネットがあるとなしとでは大違いです。
日本でも数百円で購入できますので、現地で買うよりは持参することをお勧めします。つばのある帽子にかぶせれば、顔に当たるイライラは解消できます。


初日の今日は、まだ肩慣らし。
ノーザンテリトリー縦断計画は、メンバーが全員集合する明日からが本番です。

計画通りにいくもいかぬも面白き。
さて、どんなハプニングが待ち受けているのやら。 


2013/10/21

Day 356: ケアンズ最後の冒険/Last adventure in Cairns

2013年10月20日日曜

ついに、カウントダウンが始まりました。
泣いても笑っても、ワーホリ終了まであと9日です。

そんなわけで、グレートバリアリーフの次は雲海にダイブしてきました。

朝8時にツアーバスに乗車し、ケアンズから南へ1時間半揺られてイニスフェイル(Innisfail)という町にあるスカイダイビング場へ。

タンデムダイビングなので、親子ガメのようにインストラクターと2人一組で降下します。
簡単な説明を受けた後、順に名前を呼ばれて各自のインストラクターにご挨拶。私の担当はニュージーランド人のおっさんおにいさんでした。

ハーネスを装着し、6組ほどが小型飛行機に乗り込みます。この時点でのドキドキ度は、まだ40%くらいです。

高度14,000フィート(約4,260メートル)まで上昇する間に、雲を通り抜けました。そこからさらに上昇し上昇し、やがて運命の瞬間が。

ドキドキ充満中の機内。
インストラクターたちが交わす冗談も、
ちょっとブラックだったりします

扉が開き、あれよあれよと言う間に、尾部の近くに座っていた人から順に問答無用で大空に吸い込まれていきました。ドキドキ度は一気に90%に。

事前に教わっていたキーワードは「Big Banana(ビッグバナナ)!」、両手を交差して肩に当て、顎を上げて仰け反る姿勢を取ります。扉のふちに腰掛けて富士山より高い空中に両足を投げ出した瞬間、眼下の雲海と同じくらい頭の中も真っ白でした。ドキドキ度はメーターぶっちぎり!

上空4,000m超からジャンプ!
雲の海に向かって急降下

急降下中の記憶はほとんどありません。
後で写真を見ると、どうやら一回転していたようです。
雲海を通過中は、かなり気温が下がりました。そして、体中の皮膚が上へ持っていかれる感覚があり、一度開いた口は閉じることができず。

落ちて落ちて落ちて落ちて、突然バッと視界が開けました。
そのすぐ後にパラシュートが開き、引っ張り上げられる衝撃があってから、ようやく空中散歩タイムに。

雲を突き抜けて、突然
眼下に広がる地上の風景

怖いと感じる以前に、何かに乗っているわけでもない宙ぶらりんの状態で、ガラス越しではなく景色をこの目で、生身の状態で俯瞰しているという感動で胸がいっぱいでした。

あの感動は、今思い出しても心拍数と口角が上がります。


わぁわぁ感動しているうちに、地上が近づいてきました。
緊張の一瞬も無事に越え、難なく地上に帰還。

無事に地上にお帰りなさい

そして・・・
少しだけ迷って、「せっかくだから」とその場で追加ダイブを申し込み。インストラクターにも、「Crazy!」とお褒めの言葉をいただきました。



二度目も変わらずドキドキメーターはぶっちぎりでしたが、初回よりは周りを見渡す余裕もできました。上空からイニスフェイルの町を眺めながら、インストラクターの「あそこに見える川にはよくワニが出没しててね。あの川に着水してみる?」という軽口も冷やかに受け流すくらいの余裕っぷりでしたよ。

「あの川にワニが・・・」

いや~、えらい体験をさせてもらいました。
私にそそのかされて一緒に挑戦したルームメイトは、(パラシュートに振られたために)具合が悪くなり、地上帰還後はしばらく腰を抜かしていましたが、そんな彼女も「やって良かった」と言ってくれました。

写真などでは目の醒めるような青空でのスカイダイビングが定番ですが、私は雲があって良かったと思います。ジャンプした瞬間から地上が見えているのも良いでしょうが、逆に雲があったことで恐怖心にもワンクッション置くことができ、さらに真っ青、真っ白、地上という三段階の視覚的楽しさがありました。

どうぞ皆様、機会と気概があれば一生に一度はスカイダイビングに挑戦してみてください。
私はまた必ず、次は別の土地で挑戦したいと思います。



そんなこんなで、ケアンズでの日々はスカイダイビングでクライマックスを迎えました。
そして一年間に及ぶワーホリのクライマックスともなる最後の冒険は、実はもう始まっています。

これから数時間後に、遠路はるばる来てくれる両親とランデブー。ケアンズで二日ほどゆったり過ごした後は、念願叶ってウルル(エアーズ・ロック)へ、さらにウルルからレンタカーで北のダーウィンへ向けて爆走する計画です。

両親や、追って合流する親戚を引き連れての旅なので、私にしては珍しく宿や行程の計画をきっちりと立ててあります。が、行先は砂漠地帯、野生のキックボクサーや巨鳥が闊歩する未体験ゾーンです。

危ぶむなかれ、行けばわかるさ。
先人の励ましを都合良く受け止め、自分も、そして親愛なる初老チーム親戚の皆様も心から楽しめる旅にしたいと思います!


・・・その前に、荷物のパッキングを終えねば。
一年前にも同じことを言ってたな。



2013/10/11

Day 347: ライセンス取得!/Officially certified!

2013年10月11日金曜

ワーホリ開始からほぼ1年経ってようやく、目に見える形での「進歩」をひとつ達成しました。


祝・オープン・ウォーター ダイバーライセンス取得!


Eラーニングで6章からなる学科講習を修了し、2日間の水中講習を終えて、晴れて認定!
水中講習の1日目は、プールで半日、その後フィッツロイ島で1ダイブ。
そして2日目は、通常のツアー客に混じって沖のリーフへ出て、3本のダイブを行って終了。

水中講習の大半は、緊急時の対応です。
海中でマスクを外す練習から、空気がなくなった場合にバディ(連れダイバー)からもらう練習、一人で息を吐き続けながら浮上する練習、海中でコンパスを使って元の場所に戻ってくる練習、呼吸で浮力を調整する練習、などなど。

体験ダイビングを行ったエイジンコート・リーフほどの透明度はありませんでしたが、2日目の水中講習で行ったムーア・リーフにも魚がたくさんいて楽しかったです。エイジンコートよりも人慣れしているようで、臆することなく群がってきてくれました。

おかげで、のっけから大物のご尊顔も拝謁。

ナポレオン閣下のお出まし!
かなり近距離です

ヒレで歩いていた魚
こっちが近づくと、ビクッとしてヒレで数歩後ずさっていました。
泳げばいいじゃないの。

海中テスト中。
本当は、一人でこんなに浮上していては
(しかも呑気に写真なんか撮っていては)いけないんですが・・・
 
やっぱりいた大シャコ貝

ナポレオンフィッシュは、もはやマスコット的な存在みたいです。群を抜いてデカイんですが、どこか愛嬌のある顔をしてるんですよね。

「何か忘れてるような気がするんだけどな~」
と言いたげな顔に見えます。

それにしても。
海中というのは不思議なところです。何がどう、というのは、私の貧困な語彙力では説明できません。とにかく「世界が違う」としか言いようがないのですが、なんとも不思議な感覚です。
たかだか10 m程度の海底に降りてもそう思うのですから、水深30 mだとか、沈没船ダイバーだとか、その体験の深遠さや感動は想像もできません。


とりあえず、新しい切符を手に入れました。
行先は(深度制限付きですが)自由、有効期限は一生です。

日本からツアーに参加していらした70代の男性は、これまでに1000本を超えるダイブ経験をお持ちだとか。奥様は10年ぶりだと仰っていましたが、ガイドのお兄さんよりも早く休憩を終えてウェットスーツを着用する熱意に、ただもう「かっこいいな~」の一言でした。

目指せ、生涯現役!
(3日坊主になりませんように・・・!)


2013/09/30

Day 336: ルーミート/Gamey roo

2013年9月30日月曜

ついに食しました。



パッと見た感じは牛肉ですが、れっきとした有袋類界のキックボクサー、カンガルーの肉(ルーミート)です。

ルーミートそのものは以前、レストランで食べてはいるのです。が、自分で調理したのは今回が初めてです。

脂肪の少ない赤身の肉はダイエッターの味方でもあるようで、程よく噛みごたえがあって私は好きです。例えて言うなら、柔らかめのビーフジャーキーを15本くらい束にしてかじった感じ。噛みきれないこともなく、じんわり肉の味が楽しめます。

魚や鶏肉派の方にはくどいかもしれませんが、牛肉やラム肉好きな方なら、ルーミートもきっと好きだろうと思います。


さて、そんなこんなで明日からはいよいよ10月、ワーホリ最後の月に突入です。

終わるまでは終わりじゃないですから、最後まで Carpe Diem!


2013/09/29

Day 334: ダイビング初挑戦!3/The Great Barrier Reef 3

2013年9月28日土曜

ケアンズに来てからなーんも冒険してないなぁ。
世界遺産の目と鼻の先にいて、これはちょっともったいない。

ということで参加してきた人生初のダイビング、1のシュノーケリング、2の初ダイブを終えて、本日2度目のダイブです。

初回同様、また綱を伝ってそろりそろりと降りていきます。
すると3か所目のこのポイントには、なんだかやたらと目につくものがありました。

なんだ、あれは
ほら、ここにも

あ、あそこにも
二つも落ちてるぞ
う●こ・・・にしてはバカにでかい。そして長い。
ツチノコ・・・って海底にいるのか?形も違うし。
短いウミヘビ・・・にしても頭がどっちかわからん。

気になったので、スタッフさんに合図して海底まで降りてみました。


スタッフさんに言われるままに恐々触ってみたら、かたくて柔らかい不思議な感触。皮膚は分厚いけど中味はないような・・・そう、まるでベルベット素材の直線型エアー枕のような。

さて正解は・・・

やっぱりか!!
 心のどこかで「もしかして・・・」とは思ってましたけどね、ええ。
子供のころからナマコが嫌いなんです、私。うんと小っちゃい頃、海辺でナマコを見て怖くて泣いたんです。その時は、ぬめぬめした軟体動物のイメージだったんですが、今日見たナマコはさらにでかくて不思議な感触で、気持ち悪さは拭えないんですが、触ることができちゃったんですよ。

スタッフさんがひっくり返して裏(腹?)のほうを見せてくれたのですが、表と違って真っ平らで、黒ではなく白でした。真っ黒で生き物というよりは何かの素材のような表と違って、裏は白くてひだがあって生き物みたいで(生き物ですが)、思わずぽんと手から放してしまいました。するとナマコは、上下反転したままスローモーションでふんわりと砂地にバウンドしました。慌てて元の通りにひっくり返しましたが、あのまま上下逆さにしていたらどうなるのか、興味はあります。

こんなのもいました
これはさすがに近づく気にはなれません
そこからまた遊泳を続けていきましたが、いるわいるわ、黒いのがあちこちに落ちています。真っ黒だし、変な存在感があるのです。
そして出ました、さらに上をいくナマコキング。

ナウシカに出てきそう
大ボスにふさわしい威厳と気持ち悪さです。それでも触りましたけどね。

でかい&イボい、バイカナマコ
ダイバーズハイで触っちゃってますが、
今見たら相当気持ち悪い

そしてまたひっくり返してくれちゃうスタッフさん
こっちが口と言っているのか、
お尻だと言っているのかは分からずじまい

ナマコはもうお腹一杯ですね。お口直しをどうぞ。

出ました、ニモ(クマノミ)!

写真では分かりづらいのですが、
それはもう色とりどりです

この形にも何か意味があるんでしょうな

イッカクのなりそこないみたいな
青い魚がお気に入りです
それは鼻なのか?

さっきとはデザインが違うペッラペラな魚
本のしおりになりそうです

このデザインはなかなか前衛的ですよ
真っ黄色な唇も悩殺ものです

岩にはまったシャコ貝

岩にはまらず大きくなったシャコ貝
丸まれば私くらいはすっぽり入ります
ちょっと触ったらビクッと動きました

またあっという間の30分を終えて、残りの時間はまたシュノーケリングに出ました。
パシャパシャ写真を撮っていてふと真下を見たら、なんと、ウミガメがゆーっくりと泳いでいるではありませんか!

「このスポットではカメが見られるかも」と聞いてはいましたが、ダイビング中には遭遇できず。何よりもナマコに夢中でしたし。
でも、ウミガメが向こうから姿を見せてくれたんなら、追いかけない手はない!という迷子の典型みたいな思考で、滑空するように泳ぐウミガメの後をついていきました。
ダイビング中だったら(あるいは素潜りができたら)至近距離で写真が撮れたかもしれないと思うと、若干悔しいです。しかし、これでも十分にボーナスサプライズでした。ありがたやありがたや。

これまた少し分かりづらいのですが、
黒・黄・ピンクの原宿系魚類です

青のグラデーションに緑が重なって
なんとも言えないきれいさです
そりゃ薄ら笑いもしたくなりますよ

本日の大トリはこの方!
サプライズ登場ありがとう!

ウミガメを追いかけながら、どこまで行くんだろう、竜宮城は遠いのかしら、と思い始めた矢先、「ぽーーーん」と汽笛が鳴りました。戻らなきゃと思って海面に顔を出したら、えらく遠くまで来てしまっていて一瞬放心。とりあえず一生懸命フィンをバタつかせて船を目指しましたが、最終的にはエンジン付きゴムボートに救助されました。ありがたや・・・そして面目ない。


そんなこんなで、無事にダイビングデビューを飾りました。
百聞は一見に如かずと申しますが、まぁ何でもそうですね。自分の目で見るものがもっとも揺るぎない事実ですし、自分自身が体験したことがもっとも説得力のある言葉になります。

今回の初ダイビングでは、海中・海底って本当にあんなにも色彩豊かなのか、というのが一番大きな発見でした。一部のサンゴは目の覚めるようなブルーでしたが、全体的にはパステルカラーなのも驚きでした。もはやメルヘンです。
魚に至っては、赤青黄色は当然ながら、色彩の組み合わせがなんとも独創的でした。

やはり、人間の想像力が自然を超えることはないんでしょうな。

他のダイバーさんたちに聞くと、今日のスポットは他と比べてもだいぶ綺麗な方だとか。この先またダイビングをする機会があるとして、これを超えることはそうそうないのかもしれません。でもやはり、またダイビングにチャレンジしたいと思います。

ワーホリ目標の一つ、『グレートバリアリーフでダイビングすること』、本日達成!!!祝杯だ!!


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【ツアーデータ】ダイブ7シーズさん(日本人スタッフ)
行先: グレートバリアリーフ、エイジンコート・リーフ "Agincourt Reef"
潜水回数: 2回(各30分)
潜水深度: 11m弱
ツアー代金: 270ドル
国定公園使用料等: 15ドル
ウェットスーツ: 10ドル(3 mmのウェットスーツならば追加なし)
水中カメラレンタル: 60ドル
ツアー参加時間: 約11時間(うち、海上で過ごしたのは6時間くらい)