Life is a Journey

Life is a Journey. Wouldn't you agree?

2012/12/31

Day 63: 今年もありがとう/Big thanks 2012

2012年12月31日月曜 マヤ暦の世界の交代も無事に通過し、また迎える一年の終わり。 去年、インドのバラナシで年を越したのが随分と昔のことのようです。 インドの旅から帰ってきてワーホリを決意してからは、ワーホリを軸に物事を進めてきました。 短期の仕事を重ね、新しい友人ができ、「ワーホリ行く前に飲もうぜ」ラッシュがあり、あちこちに面倒や迷惑をかけて、今日、メルボルンで63日目を迎えています。 袖振り合うも多生の縁と言いますが、何気ない出会いや関わり合いがいつどこでどうつながるか、本当に分からないものです。同様に、縁の糸がどこで切れるものかも。 些細な縁の一つひとつに影響され、考えを変え、または思いを強くし、励まされたり迷ったり打ちのめされたりして、今この瞬間の私があります。 だから、すべての出逢いと出逢いがもたらすたくさんのインスピレーションには感謝しています。 今年出会った新しい友人に、 会えなかった懐かしい友人に、 愚痴って笑った飲み友達に、 集まるだけで楽しい古い友達に、 励まし合った職場の仲間に、 スリルや感動を共有した冒険仲間に、 いつも寄り添ってくれる心友たちに、 お世話になったあなたに、 そして上の全てに当てはまる家族と親戚のみんなに、 一年分の、心からの感謝を捧げます。 今年も、本当にありがとう。 さて、うっかり通常通りのシフトをOKしてしまったので、大晦日の今日もバイトです。 メルボルン名物の年越し花火見物を泣く泣くあきらめて、お客さんやスタッフと一緒にカウントダウンします(多分)。最後の最後まで詰めが甘いというか無頓着すぎるというか。まぁいいや。 皆様、どうぞ良いお年を。 バラナシの朝日@ガンジス川 Sunrise...

2012/12/27

Day 59: ボクシング・デー/Boxing Day

2012年12月27日木曜 【Boxing Day ボクシング・デー】 オーストラリアの国技であるボクシングを国民全員で楽しむ日。 1956年、メルボルンでオリンピック夏季大会が開催されたのを機に制定。 ・・・なんちゃって。 ボクシング・デーとは元々、クリスマスの日にも働いてくれた使用人や、クリスマスギフトやカードを配達してくれた郵便屋さんに感謝の意を表する日だそうで、使用人にはボーナスやプレゼント、食事の残り物などを持たせて家族のもとへ帰らせ、郵便屋さんには箱に入れたギフトを贈るのだとか。また、教会に設置した寄付箱を開けて、集めた施しを貧しい人たちに配るという習わしも、ボクシング・デーの由来とされる説の一つです。 そんな起源はどこへやら、今のボクシング・デーとは何かと問われたら、「クリスマス翌日の大セール」というのが正しい答えです。 イブにどんちゃん騒ぎして、パーティ疲れも手伝って本番は自宅で家族とゆっくり、その翌日にはセール品目当てに街へ繰り出すというこの流れ、日本の正月に似ている気がします。特に最近は日本でもカウントダウンパーティがメジャーになってきていますし、初売りセールの開催日が繰り上がってきていることもあり、全く違和感のない行動パターンかなと。 普段は人混みなどできるだけ回避したいところですが、「人に挟まれて動くのもままならない」という混雑ぶりをこの目で見たくて、ボクシング・デーにはシティに行ってみようと決めていました。しかし、のんびり午後3時にシティに着いてみたら、確かに混んではいるものの動けないほどではなく。どうやら、毎年のようにニュースに取り上げられる混雑ぶりは、開店前後に見られるようです。残念。 確かに、街中はそこそこ混雑していましたし、普段よりもストリートパフォーマーや物乞いが多かった気がします。しかし、2ヵ月前に行った川越祭りや、ほぼ1年前に行ったインドはブッダガヤの混雑っぷりに比べたら、まだまだ可愛いもんです。土曜夕方の新宿や渋谷と大して変わりません。混雑度に関しては、観察時刻の設定ミスもあり、やや期待外れに終わりました。 そんなこんなで、25日のクリスマスと26日のボクシング・デーをのんびり過ごし、今日からまたバイト開始です。気温は31度、仕事前にお洗濯します。 空は快晴、ショッピング日和! Perfect...

2012/12/25

Day 57: メリークリスマス!/Merry Christmas!

2012年12月25日火曜 年の瀬も押し迫ってきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。 街中にあふれるジングルベル、店頭を彩るクリスマスカラー、ロマンチックな夜を演出するイルミネーション、セールだチキンだと物欲を刺激するCMや広告。いつもなら自分から何もしなくても世間が気分を盛り上げてくれるクリスマスですが、どうしたことでしょう。 全く気分が盛り上がりません。 イブの昨日もバイトに行きましたが、むしろ普段の月曜より暇なくらい。マネージャーに言われるままにメニューを持って通りに出てみたら、近隣のカフェやレストランは軒並み閉まっていました。 うーん、そういうことか。 平日の昼間から地元のカフェでスパークリングワインなんて飲んじゃってる皆様は、イブにパーティしたいと思ったら迷わずシティに繰り出すのですな。そりゃそうか。 住宅街だから日本の一部の地域のように競って自宅をライトアップするのかと言うとそうでもなく、予想外に極めて静かなクリスマスを迎えています。 そこで、盛り上がらない気分を盛り上げるために、渡豪して初めてのクッキングに挑戦してみました。挑戦と言っても、肉を焼いて、野菜を切って炒めて添えるだけのキッチンBBQです。 クリスマススペシャル。 Here's...

2012/12/24

Day 55: 深夜のSC徘徊/Midnight shoppers

2012年12月23日日曜 コートの襟を立てて寒風吹きすさぶ中を通勤している皆様、お疲れ様でございます。 本日のメルボルンは外気温38度、ええもう本当に冗談じゃございません。 高温多湿の日本の夏はサウナに例えられますが、メルボルンの夏は何と言うか、巨大かつ強力な室外機に隙間なく包囲されている感じです。ねっとりじっとりではなく、むあっもあっとした皮膚感覚がずーっと付きまといます。 とにかく暑い。と言うか熱い。そして眩しい。 働く元気も三歩で吹き飛びましたが、結果的にはなかなか内容の濃い一日でした。 週末恒例のランチシフトは、一人で店内の掃き掃除、モップ掛け、セッティングを行うので開店前こそバタバタしますが、開店してしまえば落ち着きます。今日も、お客さんは4グループのみでゆったり過ぎました。中でも、日本に興味のある女の子3人組や、バーカウンターに座った日本好きな男の子3人組とは、日本語の挨拶や日本酒の話から、メルボルン近郊のビーチやクリスマス時期のショッピングフィーバー情報まで、雑談に花を咲かせました。こちらも楽しい時間をもらったのにチップまではずんでもらって、嬉しいような申し訳ないような。おありがとうございます。是非またお越しください。 夕方5時まで働いた後は、お客さんのアドバイスに従って食料品の買い出しに。 帰宅して、おかしな音を出し始めていた煙探知機の電池を交換して、キッチンで茹でたトウモロコシを食べていたシェアメイトと少し話をして、そろそろ日も暮れかけた夜9時頃に外出。友人が車を出してくれたので、シティの香港カフェで夕飯を食べて、韓国料理屋で(私だけ)マッコリを飲んで、ノリでChadstone...

2012/12/22

Day 52: クリスマス食事会/Xmas Dinner!

2012年12月20日木曜 このシェアハウスに引っ越してきて23日経ちました。バイト時間の関係上、シェアメイトとの交流は最小限になりがちで、たまたまキッチンや部屋の外で顔を合わせた時に少し話をする程度でした。 もう少し何か交流できたらいいな、と思っていた頃。 先日、たまたまシェアメイトの一人と立ち話をしていたら、もう一人のシェアメイトもランニングから帰ってきて話に加わりました。三人揃ったので、そろそろ当番を決めて共有部分の掃除をしようかと即席のシェアハウス会議を始めたところへ、キッチンだけを共有している中国人夫婦も帰宅して、珍しく廊下で全員集合。そこで、是非みんなでクリスマスディナーを、という流れになりました。 持ち寄りのポットラック形式ではなく中国人の奥さんが料理を全て担当してくれると聞いて「やった♪」と思ったのは私だけではないはず。奥さんの料理好きは周知の事実で、深夜バイト明けで昼頃まで寝ている日などは、キッチンから漂ってくる良い匂いで目覚めることも度々です。願ってもない申し出に異論など出るはずもなく、私は率先して「アルコール担当」に。 (蓋を開けてみたら、私を含めシェアメイト3人ともビールやワインやおつまみを持ち寄っていましたが・・・)  酢豚、ポークリブ、海老の炒め物、キノコと豆腐の炒め物、 そしてゴーヤーチャンプルー。 デザートにタピオカプディングという手の込んだものまで。有り難し! 全員の帰宅時間と料理にかかった時間の都合上23時スタートと遅めの夕食会になったものの、非常に良い機会だったと思います。 奥さんの手料理に舌鼓を打った後は、奥さんがくれた貴重なFlower...

2012/12/17

Day 49: 訛ってますね/What's your accent?

2012年12月17日月曜 一週間ぶりです。 お客さんとマネージャーとスタッフ仲間とに喜怒哀楽を刺激されながら、 雨風お日様の激しい自己主張にギブアップしそうになりながら、 それでもイチゴ大福やエッグタルトや庭先のネコなど、小さな癒しに救われていた一週間でした。 そろそろもっと大きな、『ブレイブハート』級のカタルシスが欲しいと思っている今日この頃です。  土曜午後6時のシティ。 そして相変わらず週休一日ペースでバイトを継続中ですが、この土日は初めて夕方5時上がりのシフトをもらいました。 メルボルンは夜の8時くらいまで明るいので、5時はまだまだ日中です。ここ数日のモヤモヤを吹き飛ばす勢いで、土曜はバイトの元スタッフ仲間と食事に、そして日曜は日本酒好きな友人と飲みに、2日連続でシティ中心部へ繰り出しました。 そして飲みの席で、初対面である友人の友人に、「ちょっとニュージーランド訛りがあるね」と言われました。 んなアホな。 ニュージーランドなんて住んだことはおろか、行ったこともありません。思い当たるのは、東京で時々つるんでいたニュージーランド人の友人たちくらい。そりゃまあ彼らの発音やイントネーションに多少は影響を受けたかもしれませんが、オーストラリア人は非ニュージーランド人のニュージーランド訛りすら感知できるほどにはっきりとウチとソトを区別しているんでしょうか。 マッコリを飲みながらそこまで考えて、そういえば・・・と思い出したのが、バイト先でよく受ける質問定型文: 「オススメはなに?」 「それ、どこのアクセント?」 二つめの質問は手に持っているメニューとは完全に無関係です。でもこの質問、3日に一度は必ず訊かれます。 これには大抵、「アメリカです」と答えていますが、そこから「アメリカのどこ?」と更に突っ込まれたり、果ては日本の英語教育の話にまで発展したこともあります。 閑話休題。 メルボルンで聞かれるアクセントは、オージー(本場オーストラリア訛り)、インド系、(香港・台湾を含む)中国系、韓国系、日系、ヨーロッパ系に大別できると考えますが、特に前者4系は人口も多いのでバイト先でもシティでも常に耳にしています。それぞれのアクセントを聞き比べるとなかなか面白く、最近、その中でも特にオージー訛りの英語がかわいく聞こえるようになってきました。 何がかわいいって、ダルダルゆるゆるな感じがです。(個人的なイメージは京都弁・・・と言うと、どっちからも怒られそうですが) 例えば、「here」。アメリカ英語(地域差はこの際さておき)はRをきちんと発音するので、語尾は舌を巻いて終わります。しかし巻き舌Rを強調しないイギリス英語に倣い、オージーもRは舌を巻かず、「ヒアー」という感じで発音しています。何と言うかこう、語尾が言いっぱなしというか、とにかくゆるい感じなんです。 あぁ、このブログに音声を付けられたら・・・! 言葉で説明するより、一度でも聞いてみたら「あ、確かになんかかわいい」って思ってもらえる気がします。 「here」や「together」、「ever」などのRで終わる単語を聞くたびに頬が緩んでしまいます。 また、アクセントとは違いますが、オージーは“Thank...

2012/12/10

Day 42: 新旧入替/Come and go

2012年12月10日月曜 日本食居酒屋でバイトを始めて、ちょうど1カ月が過ぎました。 大ボスの指導を受け、小ボスAとBのこすいやり方や一貫性のなさにむかっ腹を立て、スタッフ仲間に救われ支えられ、お客様に謝ったり感謝したりしながらの1カ月でした。 初日から数えて今日で24日間の勤務を経て、今では一人で開店から閉店まですべてを担当できるまでになりました。掃除機もモップもかけますし、給仕やレジやテーブルセッティングはもちろん、デザートドリンクもパフェも作ります(完成度はここではさておき)。 そしてついに、1週間ほど前から、私より新しいスタッフが立て続けに数人入ってきました。 揃いも揃って若さみなぎる18~19歳!大学入試の試験結果待ちだったり、学業の合間にバイトを掛け持っている子もいるようなので、日本で言う春休みのような時期なのでしょうか。 そんな若い子たち、とても素直で好感度大です。 分からないことを積極的に質問してくれるのも、お客様の動きを見て能動的に片付けやオーダーを取りに行ってくれるのも、積極的にキッチンでつまみ食いしてたりするのも、お客様の前で大々的にケータイを鳴らしちゃったりするのも、かわいいもんだと思っちゃいます。 そんな若い子たちに話の流れで「31だよ~」と言...

2012/12/09

Day 40: 砂漠気候の土曜日/Dessert in desert

2012年12月8日土曜 7日夕方に東北地方で発生した地震について、大きな被害がなかったようで何よりでした。 岩手にいる友人の無事も確認できたのは一安心ですが、雪が積もっていると聞いて猶更安心したようなやはり心配なような。 メルボルンは、暑いです。 36度です。これは本日の最高気温。予報を2度上回っています。 そして、22度。これは本日の最低気温・・・ではありません。最高気温と最低気温の温度差です。 最高気温36度、最低気温14度。 『北風と太陽』を地でいく強風と灼熱の土曜であります、隊長! 空気が熱い、風が強い、日差しがきつい。 外に出たくないけど庭に洗濯物を干して、外を歩きたくないけど駅前まで出かけます。今日は、バックパッカーズに逗留していた時のルームメイトが片道1時間かけて会いに来てくれました。バイトまでの3時間弱は、近況を話したりバイト先のことをちょっとだけ愚痴ったり、スパークリングワインやレモンチーズケーキを絶賛したりしてあっという間に過ぎました。本腹も別腹もMAX駆動で美味しい幸せをいただきました。 いつもなら大忙しの土曜シフトですが、今日は比較的穏やかに過ぎました。満腹を抱えて出勤したので、この忙しくない土曜は有り難かったです。 これでまた一週間が終了。また明日から頑張ります。笑顔! ...

2012/12/07

Day 38: エッグタルト狂走曲/Egg tart run!

2012年12月6日木曜 オフの今日、久しぶりにCBD(シティ中心部)へ。 数えてみたら実に2週間ぶりの都会で、電車の窓から高層ビルが見えてきたときには少しドキドキしました。東京に比べたら断然少ない高層ビル群ですが、それでも充分に「都会」なのです。 今日のテーマは、「メルボルンで一番美味いエッグタルトを探せ!」。 とは言っても、カスタードパイではなくエッグタルトに限定すると、売っている店が中華系に限定されます。そこで中華街を歩き回り、最終的に4軒から調達したエッグタルトを10段階で評価。 地元の飲茶レストランからテイクアウト。 パイはサクサクでフィリングも甘さ控えめ。 これを基準として5点! 外はパイではなくタルト生地のエッグタルト@Breadlicious。 しっとりサクッと、これも美味し。 7点! チェーン店BreadTopのエッグタルト(上)とポルトガルタルト(下)。 ポルトガルのほうがエッグ感があるけど、どっちも美味い。 7点&8点! よく見るタイプのエッグタルト@Dragon...

2012/12/05

Day 37: 食生活/You are what you eat

2012年12月5日水曜 師走も5日目、寒さが身に沁みます。 ・・・季節が真逆の南半球のはずですが、この寒さはどうしたことでしょう。寒くてベッドから出られません。昨日は鼻水が止まらず、しかし「風邪かもと思ったが最後」という病は気から理論を信じて、 私(体)が急な気温の変化に一生懸命適応しようとしている! 私(こころ)も頑張らなくっちゃ! と自分で自分を奮い立たせて、何とか深夜2時までの10時間労働を終えました。 今日も寒さに震えてはいますが、鼻水は止まっています。 何と言っても体は資本なので、食べ物や環境には気を遣ってあげたいところですが、如何せんガサツで偏食なもので、生傷は絶えないしまともな食生活を送っているとも言い難いです。 バイトおよびシェア生活が安定してきた今の食生活は、大体こんな感じです。 朝食: 11時頃まで寝ているので、食べない。 昼食: 昨晩の賄飯の残りか、セロリ、ヨーグルト、リンゴ、梨、バナナなど。 夕食: 客足が引いてくる23時くらいに、シェフが「何か食べる?」と訊いてくれる。たまに外れるけれど、カツカレーだと大当たり。ソフトシェルクラブやサーモンの刺身のせご飯だったときは小躍りしました。 客足によっては深夜1時に食べることもありますし、バイトの前にお菓子やアイスクリームを食べたり、バイト先で姉妹店からタピオカミルクティーをもらってきたり、オーダーミスしたデザートや料理をもらったり、作り間違えたドリンクを自分で飲んだり・・・何だかんだで結構な量を、しかも不規則に食べています。そして間違いなく糖分過剰摂取気味です。 昨日の立ちくらみは、貧血か糖分過多かコンタクトが合っていないかのどれかでしょう。 健康あってこその心身活動およびProject...

2012/12/01

Day 33: そして31/Turning 31

2012年12月1日土曜 師走に入りました。 日付が変わった瞬間は、金曜夜の大繁盛に一人でキリキリ舞いして、リアルに小走りしていました。他のフロアスタッフが帰った後に店内はほぼ満席状態になり、お客様を席に案内したままオーダーも取りに行けないテーブルがいくつかあったり、大急ぎで作ったデザートドリンクの味が違うと作り直しを要求されたり、レジや追加オーダーやテーブルの片付けやらに忙殺されて、肝心の配膳はキッチンスタッフに助けてもらう有様でした。 サービス不十分で申し訳ないと思いつつ、待たせたことを詫びるとやっぱり「No worries!」と返ってくることや、帰り際に次回の予約を入れていくお客様が複数組いたことに、とても救われる思いがしました。 その後、少しずつ客足が引いてやっとテーブルの片付けに手が回り始めた頃、俄かに雷鳴轟く大雨に。窓の外いっぱいに走る稲妻を見た瞬間、ふっと緊張の糸が切れました。そして気持ちに余裕が出て初めて、顔が強張っていたことに気が付きました。いかんいかん、笑顔笑顔! そんなこんなで、何とか11連勤を乗り切り、三十一になりました。 日本他からおめでとうを送ってくれる家族や友人、バースデードリンクに誘い出してくれるオーストラリアの新しい友人・知人に感謝しつつ、二度目の給料を握りしめて向かうは南半球最大と謳われるChadstoneショッピングセンター! 「絶対迷うよ」と言われてちょっとドキドキ。一体、どれほどの規模なのか・・・期待は高まります。 そんなわけで、行ってきました、Chadstoneショッピングセンター。 確かにでかいですが、ビックリするほどじゃなかったです。規模だけ見るならば、日本に乱立気味の巨大アウトレットモールと変わりないように思えました。日本のアウトレットほどの混雑はないものの、クリスマス後ともなると24時間営業でセールを行い、たくさんの人でごった返すそうです。 そして確かに迷って無駄にうろうろしましたが・・・何か違うんだよなぁ。迷ったのは建物の構造のせいだし、何より館内地図がないんだもの。日本のデパートやアウトレットだと、大体エスカレーターの脇にフロア案内図がありますよね。でもこのChadstone...

2012/11/29

Day 31: いきなり酷暑日/In the scorching heat

2012年11月29日木曜 暑いです。 熱気と熱風で草木が自然発火しそうな暑さです。 一昨日までは夜になると長袖でも寒いくらいだったのに、昨日から日中の気温が上がり始め、今日はついに外の壁にかけてある温度計が36度を指しました。 そんな暑さの中、早速洗濯をしてみました。 考えてみたら、一軒家に住むのは生まれて初めてです。当然、庭に洗濯物を干すのも初めてです。オージーの家には物干し竿はなく、大きなパラソルの骨組みのような物体に洗濯物を干します。したがって洗剤のCMのように白いシーツを大きく広げて・・・というわけにはいきませんが、それでも新しい「初めて」にドキドキしてしまいました。何歳になっても「初めて」は尽きません。 そしてそんな暑さの中、日用品の買い出しへ出かけました。 キッチンタオルやタコ足コンセントやティッシュなどの日用雑貨を...

2012/11/28

Day 30: ハウスシェア開始/Moving in!

2012年11月28日水曜 メルボルンに来て、3回目の移動です。 渡豪後2日で市内のYHAから少し離れた安宿バックパッカーズへ。 2週間弱でバイト先により近い学生寮(一部公共ドミトリー)へ。 そしてきっかり2週間後に、これからしばらく腰を落ち着ける「我が家」へ。 Gumtreeなどのオンライン掲示板でシェアハウスを探すこと数日、その間にコンタクトを取ったのは6件、返事が来たのは2件、その両方に内見しに行き、マシだと思った片方に決めました。 シティまで電車で40分かかりますが、バイト先までは徒歩10分ちょっと。駅前にはかなり大きなショッピングモールがあり、周辺には中華系を含むたくさんの飲食店があるので、生活には全く困りません。重すぎるスーツケースとバックパックを2日に分けて運び、総額5ドルの交通費のみで引っ越し完了。 今回決めたシェアハウスは、私のほか2名がシェアメイト第一世代。直前まで大家さん一家が住んでいたので、生活に最低限必要なものは用意されていますが、たとえばキッチン用品などは自分で持ち込まなくてはなりません。私にはベッドとデスクを用意してくれましたが、シーツや枕、ハンガーなどは昨日買いに走りました。これから少しずつ、バイト前の時間を使ってゴミ箱や食器などを買い揃えていきます。 ちょうど一ヵ月前に大処分した品々をまたここメルボルンで調達することを思うと、少々アンチエコな気もしますが、最低限必要なものを最低数だけ用意することとし、まずは「我が家」を楽しんでいこうと思います。 日本からタコアシを持参していれば、プラグ変換器ひとつでPCもiPhoneもカメラのバッテリーも同時に充電できたなぁ、と少し後悔しましたが、差しっぱなしにして電力を浪費することもないので、これはこれでなくていいかと思い直し。後悔も3秒ともちません。ビバ楽観脳! (とは言え、オーストラリアは壁のコンセント一つ一つにスイッチが付いているので、コードを差しっぱなしにしていても待機電力の浪費は防止できます。日本のタコアシも最近は差込口ごとにオンオフ切り替えスイッチが付いていますが、部分的な切り替えができる分、あれはあれで便利ですね) 完全な赤の他人と固定した共同生活を営むのは生まれて初めてです。(このシェアハウスは、最低3ヵ月契約) バックパッカーズでも学生寮でもルームメイトに恵まれましたが、さて、ここではどうなるか。ワクワクドキドキのシェア生活開始です。 4畳半+ワードローブ、古いけどでっかい机が嬉しい。 そしてベッドはセミダブル! (でもマットレスがシングルなので木枠が余る・・・) 2012.11.28...

2012/11/24

Day 26: バイトのこと/Waiting tables

2012年11月24日土曜 前回、「シフト4連チャンが5連チャンになっただけのこと。無問題!」と書きましたが(Day 23)、フタを開けたらケタが増えて11連チャンになってました。そんなわけで、火曜から数えて今日で5連勤目、来週の金曜まで連勤は続きます。11日間の深夜2時シフトが明けて迎える31歳の誕生日。「無問題!」と笑ってられるかどうかは正直なところ微妙です。 でも、間違いなく、後々笑って話すネタにはなるでしょう。 私に「やってやろうじゃないの」と思わせるには、それだけで充分です。 それに、純粋に肉体労働なバイトではありますが、それなりに(ちっちゃな)楽しみもあるのです。 まず、夜遅くなって客足が引いてくると、シェフが「お腹空いた?」と訊いてくれて、チキンクリームうどんとかイカスミウナギチャーハンとか、一風変わった賄飯を出してくれます。オーダーミスで間違って作っちゃったコロッケや唐揚げやデザートなどにありつけることもありますし、デザートドリンクを作って飲んでみたり、店の日本酒を味見させてもらえることもあります。(それはそれで給仕に必要な知識なので、勉強の一環なのですが) また、他のフロアスタッフとの連携がスムーズだと嬉しくなります。お客様にお店の雰囲気を褒められたり、思いのほかチップをはずんでくれたりすると、それも嬉しくなります。(そう、チップがあるんです、オーストラリア。本来はチップの習慣はないと聞いていたのですが、だからこそアメリカのように勘定に勝手に上乗せされることもなく、純粋にお客様の気持ちの表れになりえるのだと思います。) しかし、チップなどなくても気持ちよく給仕できるお客様の多いこと。綺麗事ではなく心からそう思えるのは、オーストラリアの土地柄なのだと思います。こちらのミスにも「No...

2012/11/21

Day 23: 氷菓礼讃/Weis' my vice

2012年11月21日水曜 深夜2時過ぎに帰宅しました。 夜遊びじゃありません、仕事です。昨日は結局、体調が悪すぎて食料品の買い出しすら諦めていたところへ、バイト先の大ボスから電話が。「マネージャーが体調不良で来れないらしいんだけど、出てこれる?」とのこと。 「いや、私もちょっと生理痛が・・・」「18時を過ぎてもいいよ。2時までのシフトでいける?」「いや、あの、はい、じゃあ行きます・・・」「助かるよ、ありがとう!僕も後で行くから」 出ました、NOと言えない日本人。 出勤してみたら、フロアスタッフも体調不良で欠勤していて、その日たまたま4人もいたキッチンの一人が給仕をしてくれていました。食洗機やコーヒーメーカーの電源も入ってないし、テーブルのセッティングもきちんとできていないし、客の少ない火曜で何よりといった有様でした。そして店が混んでいないことが伝わっているのか、大ボスも結局来ませんでした。 でもまぁ、うんうんうなってベッドにいるよりは動いていたほうが気も紛れて良かったのかもしれないし、元々外出するつもりで準備もしていたから急な召集に慌てることもなかったし、暇していても時給は当然もらうし、結果オーライかなと。18~2時シフト4連チャンが5連チャンになっただけのこと。無問題! そんな強気な自分に、更に気分を盛り上げる援護射撃。ホステルの受付で冷凍庫の利用について確認したので、ついにゲットだぜ、Weis'(ワイス)アイス!らっしゃい!! 日本にいるときから、K●LDIなどのインポート食品店でごくごくたま~に購入していたちょっと高めのオーストラリア産アイスクリーム、Weis'。大型チェーンスーパーのColesへ行って、他ブランドのマンゴーアイスに目移りしつつも、まずは渡豪前から楽しみにしていた大本命を購入。早速、1/4リットル分の幸せを堪能しました。あと3回分の幸せが冷凍庫に眠っていることを考えるだけで、頬がゆるみます(ついでに奥歯が疼くような気もしますが、そこは敢えてスルーします)。 アイス万歳!ワイス最高!わっしょい!! $8.48...

2012/11/20

Day 22: 痛み三重奏/Threefold pain

2012年11月20日火曜 「始業時間とはデスクについて仕事を始める時刻のこと」、と教わっていた私。 そんな日本でのオフィスワーカーとしての習慣から、いつもシフト開始の10分前に店に入って、毎回「早いね」と言われていた私。 そして日曜日。初めての開店シフトだったので、念を入れてシフト開始の15分前に店に着いた私。 ん・・・?まだ閉まってる。 キッチンの人は仕込でも始めてるだろうと思っていたのに、当てが外れました。 仕方がないので、店の外でしばし待ちます。 日曜昼前から大繁盛しているカフェを横目に、曇天の寒さに震えつつ15分待ちました。 痺れを切らしてマネージャーに電話しましたが出ません。 歩いてくるフロア仲間の姿が見えた時にはホッとしましたが、彼も鍵を持っていないので中に入れず。鍵を持っているキッチンの人が来て入店できた頃には、シフト開始時間どころか開店時間も過ぎていました。 床掃除、テーブルのセッティング、掘りごたつ席の雑巾がけ、トイレ掃除、階段掃除などを終えてようやく開店できた時には正午を回っていました。 日曜なので目の回るような忙しさはありませんでしたが、それでも11時間も立ちっぱなしだと疲れます。 そんなこんなで、オフの昨日は洗濯と映画鑑賞、新しく入ってきたルーム...

2012/11/17

Day 19: 親の顔が見たい/Meet the parents

2012年11月17日土曜 水曜から本格的にバイトを開始しました。 そしていきなりの19時~深夜2時シフト3連勤。多分、これがデフォルトになるのでしょう。 今のホステルはあまり人がいない上に自室の隣にバスルームがあるので、そろーっと歯磨き・洗顔をして就寝。 初めての金曜を迎えた昨日は、スタッフが一人病欠だった上に大人数のお客さんが多く、そこに私のオーダー入力ミスが輪をかけ、気持ち的にも表情的にもあっぷあっぷしてました。「No worries!」と言ってくれるマスターシェフや、「口頭だけで伝えた自分も悪かった」と言ってくれるスタッフ仲間に、申し訳なくも感謝感激雨あられ。精進します。 そんなこんなでバイトの合間にシェアハウスの内見に行ったりもして、取りあえずは土地勘を得たり生活のイメージを膨らませています。どのシェアハウスにしようか・・・というほどオプションはないのですが、金額や条件を鑑みて、数日中には決められるといいなと思います。 そして今日はCBD(メルボルン中心部)へ。 前のホステルの元ルームメイトとほぼ1週間ぶりに会いました。相手の体調不良で早々に解散しましたが、なんだか久しぶりに街に出た気がしました。今はMelbourne...

2012/11/14

Day 16: 日食観測!/Solar Eclipse!

2012年11月14日水曜 今朝7時半頃、ケアンズでは皆既日食が、オーストラリア東海岸の他都市では部分日食が観測されました。私は残念ながらケアンズまで見物に行くことはできませんでしたが、少し早起きして宿の外で部分日食を観測しました。 今年は東京でも5月21日の金環日食を観測することができたし、年に二度も日食を見られたのは後にも先にも今年だけではないかなと思います。 偶然の僥倖を今日もいただきました。 感謝、感謝。 さて、バイトに行ってきます。初日から2日空いているので、また緊張しながら・・・ このノートに開いた穴を使って観測 右側2つの穴に注目! ケアンズでの皆既日食を伝えるニュース そういえば、昨日、また宿を移りました。 今度はバイト先に近い(と言ってもバス+電車で1時間近くの)エリアへ。 Box Hi...

2012/11/11

Day 12: バックパッカーズ(宿)/The backpackers hostel

2012年11月10日土曜 現在投宿中のVictoria Hotel Backpackersは、その名が示す通り(若干混乱しがちなネーミングではありますが)、バックパッカーズというドミトリータイプの宿です。Day 6で載せた写真の通り、二段ベッドと各自のロッカー、持ち物棚、ベッド下にプラスチックケースが備え付けられています。部屋によって仕様が多少異なるようですが、私の部屋には洗面台もついています。 長期滞在者が多いためか、ほとんどの人が一日に一回はキッチンに立っている印象があります。そこで色々と話を聞いた人たちは、イタリア、アイルランド、フィンランド、エストニア、台湾、香港からのワーホリメーカーでした。既に旅立ってしまったアメリカ人のルームメイトのように、メルボルンに旅行で訪れている宿泊客のほうが少数派なようです。アメリカ人と入れ違いで入ってきた新しいルームメイトは、イタリアからのワーホリメーカーでした。メルボルン内の別のホステルから移ってきたそうで、イタリアでの経験を活かして市内でバリスタの仕事を探しているそうです。 イタリア人とアジア人率が高いため、夕方頃にキッチンに行くとイタリアンと中華の良い匂いが充満しています。私はそれをサカナに洋梨を・・・ということはありません。3個で5ドルのマンゴーを剥いてルームメイトとシェアしたら、パスタをごちそうしてもらいました。バジルとベーコンが入っただけのシンプルなパスタでしたが、美味しかったです。 今日は、もう一人のルームメイトで香港からのワーホリメーカーの女の子とピクニックしてきました。宿の近くにたくさんあるカフェの一つで朝ご飯を食べて、Kマートに連れて行ってもらって、電車に乗ってHurstbridgeという駅まで。支線の終点だというだけで目的地に決めたのですが、取り立てて見るところもなく、降りた電車から40分後に発車する次の電車に乗ってさよならしました。 車窓から。電車もトラムも、座席はこんな感じ。 市の中心部を離れるとオーストラリアのこの地域らしい風景を車窓から見ることができます。だだっ広くて、まばらに高い木が伸びているほかは灌木や茂みが低い丘を覆い、時々小川が見られるような地形です。これがブッシュランドというやつかな、と考えながら思い出したのは有名なネッド・ケリーのこと。オーストラリアのロビン・フッドとも呼ばれる彼はこんな地形の中を馬で疾走したのだろうかと想像しながら、そういえば知床五湖でも同じような発想をしたなと思い出しました(Project...

2012/11/09

Day 11: バイトゲット!/Got a job!

2012年11月9日金曜 金曜夜、宿の下のバーはライブハウスと化します。そして宿の他の部屋からはトランスだとかヒップホップだとか、とにかく何かが大音量で流れてきます。「イェイ!Free music!」と喜べる程度には私もまだまだ能天気です。 そんなこんなで、バイトを見つけました。 日本居酒屋の給仕です。 正直、一番候補外だった職種ですが、「日本酒が豊富」というキャッチコピーに魅かれて応募。すぐにマネージャーからメールが来て、今日の夕方には面接、その場で採用決定となりました。 昨日は、銀行カードを受け取りに行ったついでにSouth Yarraというブティック街にも足を伸ばして“Staff Wanted”の貼り紙がないか見て回ったりしていましたが、ネットで探すのもそれなりに効果ありのようです。 利き酒師の資格でも持ってればなお良かったなぁ。 せめて日本でもっとまじめに日本酒を呑んでれば良かったなぁ。 そしていずれ、私が勧めた日本酒を飲んで「美味い」と言ってくれるお客さんが出てきたら嬉しいな。 思考が早速獲らぬ狸の皮算用なのはいつもの癖です。 明日は宿のルームメイトとお出かけする予定なので、仕事用の黒いパンツもついでに調達してきたいと思います。狙いは格安店KマートまたはTarget。 明後日は初出勤です。 2012.11.9...

2012/11/07

Day 8: 第152回メルボルンカップ/The 152nd Melbourne Cup

2012年11月6日火曜 毎年11月第一火曜の午後、4分間だけオーストラリア全土が活動を停止する―――。 その空白を引き起こすのは、馬。 知る人ぞ知る世界規模のG1レースが、今日、メルボルンのフレミントン競馬場で開催されました。 イギリスのダービーや米国のケンタッキーダービーと並んで三大ダービーの一つに数えられているそうですが、国を挙げての熱狂ぶりは、他の二レースを凌ぎます。何と言っても、レース開催日を祝日にしちゃってるんですから。 こんな国は世界中ほかにありません。 さてレースの前日、CBD(メルボルン中心部)の目抜き通りを舞台にパレードが行われました。 出走する馬はパレードなど出てられませんが、ジョッキーや馬主がオープンカーからにこやかに手を振ります。映画『マイフェアレディ』の競馬シーンを思い起こしました。 明らかに『マイフェアレディ』 騎乗隊からパレード開始。「もう行っていいの・・・?」 過去の優勝馬もパレード トレーナーとジョッキー車(本人以外が乗ってることも) 真中は、スポンサーであるエミレーツ航空の添乗員(コス) そして今日、レース当日。 午後3時の出走をCBDのバーで観ようと、今日でメルボルンを後にするルームメイトと電車で市内に向かいました。サザンクロス駅で、フレミントン競馬場に向かう人たちが列をなして電車に乗り込むのを見ましたが、皆さんしっかり着飾っていました。   結婚式の参列者のように着飾った人たち。 中央より左にキルトを履いた男性の姿も。  今年はチャールズ皇太子夫妻も臨席 よーいドン!! 毎年のことだからか、ドレスはそれほど豪奢な印象を受けませんでしたが(むしろ、大人版のプロムといった感じ。とにかく派手な色が多く、老若問わず膝上丈にハイヒールスタイルが多かった)、目を奪われたのはその頭に乗っているエレガントな帽子たち。それこそ『マイフェアレディ』ほどの飛び抜けた豪華さはないものの、実用性を度外視した英国王室ばりの帽子がそちらこちらで競い合っているのです。街中だけでもこんな状態なのですから、彼らが集結する競馬場内はさぞかし異空間であったことでしょう。 老いも若きも男も女も目いっぱい着飾って出かけ、着飾ってない人たちもバーやテレビや屋外スクリーンでレースを注視します。そして全国民が固唾をのんで見守る中で、4分弱の真剣勝負が始まりました。 オッズは分かりませんが、今年の優勝馬はGreen...

Day 7: メルボルンの印象/Melbourne so far

2012年11月5日月曜 渡豪からちょうど一週間が経ちました。 見たこと、聞いたこと、雑多な感想などを思いつくままにメモしておきます。 ★メルボルンという街★ 1835年に入植開始、1847年にヴィクトリア英女王により市に認定、1851年にはヴィクトリア州の州都に指定され、その後に興ったゴールドラッシュの中心地として栄えてきた。現在は「ガーデン・シティ」の別称と「世界でもっとも住みやすい街」の栄誉を誇る、オーストラリアの様々な文化の発信地・・・というのが、オーストラリア大陸ほぼ最南端の都市、メルボルンの大枠です。  黄色の古めかしいFlinders St. 駅と、 背後にそびえる高層マンション、Eureka Tower。 青空を切り取っているのはトラムの電線。   毎日のように徒歩や電車やトラム(路面電車)で宿からCBD(Central...

Day 6: 携帯電話/Getting a mobile

2012年11月4日日曜 木曜から新しい宿へ来ています。この宿はバックパッカーという種類のオーストラリアではメジャーな滞在型安宿で、長い人はもうここに9ヵ月半もいるとか。 同室はワーホリ2年目(残り半年)の香港人と、私と同じ日にチェックインしたアメリカ人。 他の部屋にはイタリア人グループ、台湾人グループ、あとはあまり姿を見かけない個人宿泊者がちらほら。宿に関しては、またの機会に詳述します。 二段ベッド2台の4人部屋 鍵付ロッカーと棚とベッド下のでかいプラスチックケースが収納。 部屋に洗面台があるのは嬉しい。 宿を移ってからのこの数日間、少し街中を散策したり観光スポットに足を向けたりする以外は、日本から持って行ったノートブックPCとiPhoneを正常に機能させるべく奔走していました。結局、私のPCはどうしても宿の無料Wi-...

2012/11/05

Day 5: 動物園日和/Melbourne Zoo

2012年11月3日土曜 日本の約21倍はあるというオーストラリア。 一国内に熱帯、亜熱帯、温帯、冷温帯、砂漠といった異なる気候帯が存在するのも、その広大さを思えば納得。 そんなオーストラリアの中でも、南部、特にメルボルンには四季があると言われています。 実はこれには裏の意味があるのですが、この二日間でそれを体感しました。 昨日は冷たい雨が降っていて風も強く、コートにスカーフ、ブーツで厚着して折畳み傘やパラソルみたいな通常傘を持っている人(あくまで手に持っているだけ、差している人はほとんどいない)が溢れていたのに。 何ということでしょう、今日は打って変わって気持ちの良い快晴。 公園や街中では、Tシャツに短パンやサマードレスにサンダルが溢れているではありませんか。 同じ店に同じ店員の顔を見なければ、昨日と今日で別の都市に来たみたい。 上述した裏の意味とは、「メルボルンでは一日に四季がある」ということ。 昨日と今日のように一日で季節が逆転することなど珍しくはなく、朝昼晩で天候や気温が激しく変わることもざらなのだそう。実際、地元の人でもその日の天気を読むのは難しいそうです。 この変動の激しさの良いところは、これまた地元の人曰く、「外を見て天気が気に入らなけりゃ少し待ってればいいのさ」。 これぞオージー!ポジティブ万歳!! そんな陽気のなか、宿のルームメイトと動物園へ。 このMelbourne...